大臣会見

中野大臣会見要旨

2025年1月10日(金) 10:31 ~ 10:43
国土交通省会見室
中野洋昌 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣から)人事案件について

(大臣)

本日の閣議案件で私から1点報告があります。
既に資料をお配りしていますが、本日の閣議で、1月17日付で気象庁長官に野村(のむら)竜一(りょういち)気象庁気象防災監を任命することについて御承認をいただきました。
詳細は事務方にお問い合わせください。

(大臣から)福岡空港の二本目の滑走路の供用開始について

(大臣)

このほか、私の方から1点報告があります。
福岡空港の2本目の滑走路の供用開始についてです。
この度、滑走路本体の舗装工事等が完了し、施設の飛行検査も順調に進んでいることから、本年3月20日に供用開始することを決定しました。
先ほどお会いした、御地元の服部(はっとり)福岡県知事、高島(たかしま)福岡市長より「1日でも早い供用」について御要望があり、現在の工事等の進捗状況を踏まえて、3月末より少し早い3月20日に供用開始することとし、お伝えしたところです。
福岡空港が西日本の拠点空港として、東アジアを始めとする海外の皆さまをお迎えするゲートウェイとして、更に重要な役割を果たしていくことを期待しています。
後ほど資料を配付します。詳細は事務方にお問い合わせください。私からは以上です。

質疑応答

大雪対策について

(記者)

現在も続いている大雪に関して、国土交通省で把握している影響や被害状況について教えてください。
今回だけでなく今後も同様の大雪・豪雪が起こる可能性があるのですが、国土交通省としてどのような備えをしているのでしょうか。

(大臣)

日本上空に流れ込んでいる強い寒気の影響により、8日から本日(10日)にかけて、日本海側を中心に広い範囲で大雪となっています。
この大雪により、本日午前7時時点で、高速道路や直轄国道など47路線198区間で通行止め、鉄道については山形新幹線と在来線の5事業者19路線で運転の見合わせ、航空便で2事業者3便の欠航が生じるなど、道路の通行や公共交通機関への影響が発生しています。
今般の大雪に際し、国土交通省では、一昨日(8日)、緊急発表を行うなど、国民の皆さまに対して、冬用タイヤの装着や不要不急の外出を控えるなどの呼びかけを行っているほか、必要な体制を確保し除雪等の対応を行っています。
また、高速道路や直轄国道で予防的通行止めを行っており、現時点で大規模な車両滞留は発生していません。
本日も、まとまった降雪となるところがある見込みです。
国土交通省としては、引き続き、気象情報や道路情報の丁寧な情報提供に努めるとともに、交通事業者に対しても注意喚起を行うなど、対応に万全を期してまいります。
今後についてですが、しばらく大雪のおそれのある季節が続きますので、早期の体制の確保や、気象や交通に関する早め早めの情報提供等に努めるとともに、関係機関と連携し、迅速かつ的確に対応してまいります。
国民の皆さまにおかれましても、落雪や除雪作業中の事故、歩行中の転倒事故などに御注意いただくとともに、最新の気象情報や交通情報などに十分留意していただき、大雪の場合には不要不急の外出を控えるなど、引き続き、御理解、御協力をよろしくお願い申し上げます。

気象庁長官人事について

(記者)

今発表された人事案件について狙いなどがあればお願いします。

(大臣)

一般論として個別の人事については、コメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、適材適所の人事をしっかり行わせていただいた結果として、今回の形になっているということです。

福岡空港の二本目の滑走路の供用開始について

(記者)

福岡空港の新たな滑走路の供用開始について2点お伺いします。
先ほど大臣、3月末に当初予定していた供用開始の時期を前倒しした理由として、工事の進捗状況などを踏まえてとおっしゃられましたけれども、その他春休みで増える需要に対応するなど、他に理由がありましたら教えてください。
もう1点ですが、滑走路の増設事業は、空港の過密化対策として進められてきました。
今、福岡都市圏が成長都市であることと、インバウンドの需要が旺盛であることを背景に、国内外の航空会社の就航希望が多く、新たな滑走路が供用開始した後も空港の過密状態は変わらない見通しです。
空港の運営会社が当初提案されていた航空機の進入経路の一部変更による発着枠拡大策などを含めて、今後、過密対策にどのように取り組まれるお考えか教えてください。

(大臣)

福岡空港の増設滑走路については、令和7年3月末の供用を目標として、工事を進めてまいりました。
冒頭にも説明しましたが、工事や飛行検査が順調に進んでいます。
そして、地元からは「1日も早い供用を」という御要望がありましたので、3月末より少し早い3月20日の供用開始としたところです。
過密対策については、増設滑走路の処理能力を最大限活かすことは、インバウンドへの対応などの観点からも極めて重要であると考えています。
増設滑走路供用後は、1時間当たりの発着回数が38回から40回に増加しますが、更なる発着回数の増加については、御指摘の進入方式の高度化が必要になってきます。
福岡空港の更なる過密対策については、増設滑走路の供用後の需要動向等を踏まえるとともに、地元のお考えも伺いながら取り組んでいきたいと思っています。

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