大臣会見

中野大臣会見要旨

2025年5月13日(火) 8:45 ~ 8:51
国土交通省会見室
中野洋昌 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣から)人事案件について

(大臣)

本日の閣議案件で、私から1点報告があります。
本日の閣議で、東京地下鉄株式会社の代表権を有する社長の人事について、御了解いただきました。
この人事は、正式には6月に開催される株主総会及び取締役会で決定される予定で、国土交通大臣が認可することになります。
詳細は事務方にお問い合わせください。
私からは以上です。

質疑応答

日本空港ビルデング(株)について

(記者)

昨日(12日)、日本空港ビルデングに対して、マッサージチェア事業を巡る不適切な行為があったとして厳重注意処分を出されました。
改めて処分に至った理由と、国土交通省として今後同社にどのような対応を求めていきたいか、教えてください。

(大臣)

日本空港ビルデング社によるこの度の一連の事案については、5月9日、監査等委員会の調査結果について報告があったところです。
調査報告書においては、今回の事案は同社が自ら定め公表しているコンプライアンス基本指針に反するものである、そして極めて不適切であるということが確認されました。
本件は空港機能施設事業に直接関わる事案ではないものの、公共性の高いインフラの一翼を担う同社が空港ターミナル内において長年にわたり不適切な行為を続けてきたものです。
社会的責任を欠き、空港利用者の信頼を損なうものと言わざるを得ず、誠に遺憾です。
国土交通省としては、昨日(12日)、同社に対して航空局長名の文書により、厳重注意を行いました。
その中で、同社から報告のありました再発防止策については、その実施を徹底するとともに、実施の状況については、継続的に報告するように伝達したところです。
同社においては、今回の事案を厳粛に受け止め、組織全体のコンプライアンス体制の見直しと経営陣の意識改革を進めながら、空港利用者の信頼回復に全力で取り組んでいただきたいと考えています。

日本橋周辺の視察について

(記者)

大臣、昨日(12日)、日本橋川を視察されましたので、その御感想と日本橋川一帯で水辺空間の再生というのが計画されているようなので、そちらに向けた取組に関するお考えをお伺いします。

(大臣)

昨日、小池(こいけ)東京都知事と船に乗りまして、日本橋川から、日本橋周辺の視察を行ったところです。
現在、日本橋地区においては、まちづくりと一体となった首都高速の地下化工事が進められているところです。
昨日の視察では、この首都高速の地下化工事や民間による再開発をやっていますが、この機会を捉えて、東京都の方で取り組まれています、日本橋川を中心とする「水辺に顔を向けたまちづくり」や「舟運(しゅううん)の活性化」について説明を受けたところです。
私も改めて船から景観、周辺等を見させていただいて、日本橋川周辺の水辺空間を、首都東京の新しい景観にふさわしいものとしていくためには、やはり河川・まちづくり・道路、それぞれの取組が不可欠であることを改めて認識しました。
引き続き、東京都と連携して日本橋地区や日本橋川の魅力向上に取り組んでいきたいと思いますし、また水辺空間の再編は国土交通省全国的に取り組んでいるところでもあります。
地域の景観、歴史、文化、観光基盤などの「資源」、あるいは地域の創意に富んだ「知恵」といったそれぞれの特色を活かしながら、「かわまちづくり」の施策、それによって民間事業者が参入してくることを促進していくことによって、河川空間とまち空間が融合した良好な空間の創出というものに取り組んでいきたいと思っています。

ページの先頭に戻る