大臣会見

中野大臣会見要旨

2025年5月30日(金) 9:01 ~ 9:06
国土交通省会見室
中野洋昌 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣)

本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

備蓄米の迅速な出庫及び輸送について

(記者)

先般28日(水)、小泉(こいずみ)農林水産大臣から備蓄米輸送についての協力要請があったと思いますが、こちらについて国土交通省としての取組、それから大臣としての意気込み等を伺えますでしょうか。

(大臣)

一昨日(28日)、小泉農林水産大臣が国土交通省に来訪されました。
備蓄米の円滑な流通に向けて、一つは備蓄米を保管する倉庫からの迅速な出庫、もう一つはトラックによる滞りない運送、この2点について国土交通省の協力をお願いしたいというお話がありました。
私からは、備蓄米の売り渡しは国民の関心も高い重要なテーマであるということで、引き続き、国土交通省より物流業界に対して、備蓄米の迅速な輸送に関する協力を働きかけていくとともに、農林水産省のチームと連携を図る国土交通省内の体制も整えていくという旨をお伝えしました。
このため、本日、迅速な出庫や輸送を実現することを目的に、備蓄米の物流対策を担当する「備蓄米物流支援室」という室を設置しました。
この「備蓄米物流支援室」は、農林水産省から物流の面で目詰まりが発生しているという情報が寄せられた際に、速やかに、出庫や輸送を担う物流事業者の手配を支援するなどの取組を想定しています。
国土交通省としても、備蓄米に関して、物流の面で目詰まりが発生しないよう、農林水産省とよく連携をして取り組んでいきたいと考えています。

埼玉県八潮市の道路陥没事故を踏まえた有識者委員会第2次提言について

(記者)

先日、八潮(やしお)市での下水道の事故に関して、検討委員会から第2次提言を受け取られたところだと思います。
こちらに関する受け止めと、今後の対応方針についてお願いします。

(大臣)

5月28日に、有識者委員会を代表して、家田(いえだ)委員長から、第2次提言について御報告を頂いたところです。
提言の内容としては、安全性確保を何よりも最優先するという基本スタンスのもと、管路の安全性と事故発生時の社会的影響、この2つの軸を考慮した点検・調査の重点化というものが一つ。
もう一つは、管路の二条化などによるリダンダンシーの確保という観点。
そして、集中的な老朽化対策などに対する国の重点的な財政支援などが盛り込まれているところです。
国土交通省としては、頂いた提言の内容を踏まえて、国土強靱化実施中期計画に必要な対策を位置付け、そして予算の確保に努めるなど、上下水道の老朽化対策の取組を、これを踏まえてしっかりと検討・実施していきたいと考えています。

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