2025年9月12日(金) 10:51 ~ 11:02
国土交通省会見室
中野洋昌 大臣
(大臣から)GREEN×EXPO2027のPR(阪神甲子園球場でのファーストピッチ)について
(大臣)
本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。
このほか、私から1点報告があります。
GREEN×EXPO2027のPRということです。
今月19日で、GREEN×EXPO2027(2027年国際園芸博覧会)の開幕まで1年半となります。
現在開会中の大阪・関西万博の盛り上がりを、次の万博である、GREEN×EXPO2027につなげていけるように、PRを強化していく必要があると考えています。
このため、明後日14日、阪神タイガースのリーグ優勝で沸いている阪神甲子園球場で、私が試合開始前にファーストピッチを務め、GREEN×EXPO2027をPRしてまいります。
詳細は事務方にお問い合わせください。
私からは以上です。
(記者)
先日、航空局が日本航空に対し、厳重注意を行いました。
飲酒事案に対する再発防止に取り組んでいるにも関わらず、また厳重注意を受ける事態となりました。
改めて大臣としての受け止めをお願いします。
また、今月末までに再発防止策を報告するよう日本航空に求めていますが、現状取り組んでいた再発防止策が機能していなかったという実態となっています。
更なる対応が必要だと思いますが、どのような再発防止策を求めるかをお願いします。
(大臣)
日本航空の今回の飲酒事案を受けて、一昨日9月10日に、同社に対して、厳重注意を行ったところです。
同社は、昨年12月の業務改善勧告を受けて、再発防止に向けた取組などを講じてきているにも関わらず、繰り返しこうした飲酒事案が起きたことは、大変遺憾に考えています。
そして、今回の厳重注意に際しては、同社に対して、安全管理システムを再度見直した上で、必要な是正を求めているところです。
特に「運航乗務員の飲酒傾向の管理」の更なる改善・強化を図るように、再発防止策の検討と、今月30日までの報告を指示したところです。
今度こそ、社員一人一人に安全意識が徹底されるように、これまで以上に踏み込んだ対策・取組を進めていただきたいと考えています。
(記者)
近頃、日本に滞在する外国人について様々話題になっていますが、この度、法務省が外国人との共生に向けた検討を進めているとのことです。
国土交通省が所管する建設業をはじめとして、外国人労働者の活用が進められている中、法務省を中心としたこの議論についてどのようなことを国土交通省として求めていくのか、お考えを伺わせてください。
(大臣)
御指摘のとおり、法務省では、「外国人の受入れのあり方に関する検討のためのPT」を設置し、外国人の受入れのあり方について総合的な検討を開始したものであると承知しています。
国土交通分野においても、建設分野をはじめとする7分野において、特定技能外国人の受入れ・活用を図っているところです。
ですので、法務省においてこうした検討が開始されたことについては、前向きに私も受け止めています。
国土交通分野においては、例えば建設分野では、企業等による地域共生の優良事例の表彰ですとか、特定技能外国人に対する「無料日本語講座」や、日本人従業員等への「外国人共生講座」などを実施しているところであり、他の分野を含め、こうした地域住民の不安を払拭するような取組を促していきたいと考えています。
いずれにしても、法務省の検討状況を踏まえつつ、引き続き、関係省庁と緊密に連携して、外国人材の受入れについて適切に対応していきたいと考えています。
(記者)
先日、石油販売会社8社が軽油の価格カルテルを結んだ疑いがあるとして、公正取引委員会が一斉捜索を行いました。
運送業界にも大きな影響があったかと思いますが、これについての大臣の受け止めについて伺わせてください。
(大臣)
お尋ねの件については、現在、公正取引委員会による強制調査が行われていると承知しています。
軽油の販売事業者の間で、販売価格の維持や引き上げのための価格カルテルが行われていたとすれば、厳しい経営状況にあるトラック運送事業者への影響はもとより、物流全体にも影響が及んでいた可能性があり、大変遺憾です。
国土交通省としては、現在強制調査が行われているということですので、本件については引き続き注視していきたいと考えています。
(記者)
過日の会見で、バイク駐車場が増えていると大臣にお話を頂きました。
ただ未だに日本を代表するコンベンションホールにはバイクの駐車場は1台もありません。
鉄道の主要駅には必ず四輪車の駐車場が完備されていますが、そこにバイクは利用できません。
公営住宅法でも駐車場に二輪、四輪の区別はしないということを話していますが、都道府県条例では四輪車駐車場の設置しか認めていません。
こういうような駐車場設置事業者の無関心というのは、国土交通省都市局の姿勢が影響しているのではないでしょうか。
都市局が現在進めている課長級の省庁の連絡会議は、開催日程は非公開ですし、第1回が開催されても、会議の目標とかスケジュール感も定まっていません。
広報課を通した周知も行っていません。
バイクの駐車対策の周知を必要最小限に留めている国土交通省の姿勢、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(大臣)
自動二輪車駐車場の確保については、平成18年の駐車場法改正後、令和5年度末までに、自動二輪車駐車場の箇所数は約13.1倍、台数は約1.9倍に増加するなど、全国的には着実に増加する一方で、御指摘のように、東京都など大都市部を中心に不足が見られる地域がある状況だということは私も認識しています。
このため、国土交通省では、専門家の意見を元に、自動二輪車の駐車環境の確保に係る技術的助言、そしてガイドライン等の発出、これを繰り返し行ってきたところです。
本年5月には、国土交通省、警察庁、経済産業省からなる関係省庁連絡会議を設置して、自動二輪車の駐車スペースの確保に係る議論を始めています。
結果についてはウェブサイトで公開しているところです。
引き続き、自動二輪車の駐車環境の確保に向けた対策はしっかり進めていきますし、またしっかりとオープンな形で幅広い発信をという御指摘かとも思いますので、これは会議日程等も含めて、そうしたできるだけオープンな形、そして幅広い発信、これは私自身もしっかり努めていきたいと考えています。
GREEN×EXPO2027のPR(阪神甲子園球場でのファーストピッチ)について
(記者)
冒頭のファーストピッチの件についてです。大臣が合間を縫ってこの投球、肩の準備をされていると伺っています。
改めて甲子園球場からどのような思いを一球に込めるのか、またどんな球を投げたいかなどをお聞かせください。
(大臣)
先程も申し上げたとおり、いよいよGREEN×EXPO2027、あと1年半ということで、私がまさにその担当の大臣ということです。
今、大阪・関西万博、非常に最終盤ということで、盛り上がっている状況かと思っています。
これをしっかりと次の万博につなげていきたいというのが、私の強い思いでして、そうした思いを大阪・関西の盛り上がりを是非次のGREEN×EXPO2027につなげていきたい、こういう思いでしっかりとPRしていきたいと考えています。