大臣会見

中野大臣会見要旨

2025年10月14日(火) 10:51 ~ 10:59
国土交通省会見室
中野洋昌 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣)

本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

公明党の連立離脱について

(記者)

公明党の斉藤(さいとう)代表が自民党との連立政権から離脱すると表明しました。
大臣の受け止めをお聞かせください。
また、国土交通大臣は長く公明党の議員が務めてきましたが、連立離脱により別の党の議員に交代するとみられます。
次の大臣には、どのような姿勢で、どういった政策課題に取り組んでもらいたいか、大臣の見解をお聞かせください。

(大臣)

公明党が自民党との連立離脱に至る背景や理由については、既に斉藤代表、あるいは西田(にしだ)幹事長が記者会見、あるいはメディアの取材で様々御説明させていただいています。
国土交通大臣の立場で、私から党の決定について、申し上げることは差し控えさせていただきたいと思いますが、先週のぶら下がりでもお話させていただきましたので少し繰り返しになるかもしれませんが申し上げますけれども、連立のあり方については、この間党内でも様々な議論があり、色々な意見があったということです。
しかし、政治と金の問題について、やはり一歩も引くべきではないというのが一致した意見でありましたし、それについて斉藤代表に自民党との協議を一任したわけですので、この斉藤代表の出された結論をしっかり受け止めて、公明党としてしっかり団結をして、進んでいくということだろうと思っています。
もちろん、この26年間の間、自由民主党の皆さまとは様々な政策をともに作り上げてきましたし、様々選挙等も含めて私自身も大変御世話になってきたところです。
それについては、心から感謝を申し上げたいと思いますし、また今後も政策本位、あるいは人物本位ということで、協力をしていくということであろうと思っていますけれども、これ以上のことについては、党務に関する事柄でもありますので、これ以上のコメントは差し控えさせていただければと思っています。
次の大臣に期待することという御質問もありましたけれども、私自身は昨年11月、国土交通大臣を拝命しました。
就任以来、やはり国民の命と暮らし、安全・安心を守るということ、そしてまた持続的な経済成長、これをしっかりと後押しをしていく、そして地方創成2.0、地方を支えていくというこの3点をしっかりやっていきたいということを申し上げていましたし、その思いで政策を進めてまいりました。
引き続き、新内閣発足までの間、職務に私自身は励んでいきたいと考えていますが、現段階において、それ以上のコメントというのは差し控えさせていただければと思います。

台風23号による被害について

(記者)

先日の台風第23号について、現在の被害状況と国土交通省の対応如何について伺わせてください。

(大臣)

先週の台風第22号に続いて、台風第23号が昨日10月13日の昼前にかけて、強い勢力で伊豆(いず)諸島付近を通過したことに伴って、気象庁は八丈町(はちじょうまち)青ヶ(あおが)島村(しまむら)に大雨・暴風・波浪の警報を発表しました。
国土交通省としては、都庁と八丈町、三宅村(みやけむら)へのJETT(ジェット)(気象庁防災対応支援チーム)の派遣による気象等のきめ細やかな解説や、既に八丈町に派遣しているリエゾンを通じて、被害情報や支援ニーズの把握を行いました。
本日8時時点で台風第23号による道路や港等の施設への新たな被害や土砂災害は確認されていません。
交通への影響については、航空便の欠航や、定期旅客船・路線バスの運休が発生しました。
現時点で、航空便については、影響は解消しています。
台風第22号への対応も含めて、八丈町から町道や水道水源の被災状況調査の依頼があったことから、本日防災ヘリによる調査を八丈町長等も同乗して、実施することとしています。
町道については、八丈町からの要請を受けて、本日よりTEC(テック)FORCE(フォース)を新たに派遣して、被災状況の調査を行うとともに、断水への対応としては、引き続き、海上保安庁が巡視船を通じた給水支援を実施する予定です。
引き続き、関係機関と連携して、緊張感を持って対応していきたいと考えています。

公明党の連立離脱について

(記者)

先程の連立離脱の関係で、一言追加でお願いしたいのですが、先程、内閣発足までの間、職務に励んでいきたいということでおっしゃっていたのですけれども、公明党としては連立離脱を決定した状況だと思います。
公明党として意思をはっきり示している中で、政治家の出処進退というのは自ら決めることですし、職務代行という形も大臣であれば可能だと思います。
この状況で中野大臣が自ら辞表を出すことをしないのはなぜなのか、またその理由、もちろん政策の継続性とかそういうことだと思うのですけれども、一言お願いできればと思います。

(大臣)

総総分離という形の期間が長く続いているというのは、異例の状況ではあると思いますけれども、先程来、災害等の対応も今まさにしているところでもあります。
そういう意味ではやはり、しっかりとやるべき仕事はやっていかないといけないという思いです。

(記者)

先程の質問と関連してにはなるのですけれども、今、公明党の方が連立を離脱したということで、次の臨時国会での総理大臣の指名選挙というところにも、今後の協力関係というところで注目は集まってくるのかなと思っていまして、そこに関して今の段階での大臣の見解ですとか、お考えを聞かせていただけますでしょうか。

(大臣)

今後の連立というか、それぞれの政党との関係のあり方というのは、今まさに代表、幹事長が様々調整等をされている事柄であると思います。
現段階において私の方から何か予断を持ってコメントをするということは差し控えさせていただければと思います。

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