副大臣・大臣政務官会見

小泉大臣政務官会見要旨

2011年2月24日(木) 18:29 ~ 18:34
国土交通省会見室
小泉俊明 大臣政務官 

質疑応答

 2月24日の政務三役会議の概要を報告いたします。
3点ございます。1点目は、交通政策審議会に設けたワーキンググループにおける、今後の車両の安全対策に対する議論の状況等について報告がありました。
2点目は、平成22年度監察について報告がありました。
3点目は、土地利用の現状と課題について意見交換を行いました。
3点目に関しましては、大臣のお時間が5分ほどしかなかったため、再度報告を受けることになっております。
次に、2011年1月の訪日外国人旅行者数について、私から報告をさせていただきます。
資料でお配りさせていただいておりますが、2011年1月の訪日外客数につきましては、71万4千4百人となっており、2010年1月に比べてプラス11.6%増、推計値ベースではあるものの2008年1月を超えて1月として過去最高値を記録いたしました。
国別の動向などに関するポイントといたしましては、ビジットジャパン事業を実施しております15の国、地域からは概ね好調で、カナダとロシアがほぼ横ばいであった以外は、いずれも対前年同月比で増加をしております。
特にシンガポールの37%増、マレーシアの45%増をはじめ、韓国、香港、タイといったアジア諸国からはいずれも前年同月比2桁台と大幅に伸びております。
また、昨年11月から対前年比で減少が続いていました中国からも7.8%増と4か月ぶりにプラスに転じました。以上3点が特徴であります。
今後とも「訪日外国人3000万人プログラム」に基づく2013年に1,500万人の目標に向けて、昨年は達成できなかった1,000万人を本年は速やかに達成した上で、最終的に1,100万人にできる限り近い水準に達するよう工夫を凝らして海外プロモーションの展開や国内受け入れ環境の整備等、しっかり進めていく方針であります。

(問)昨日、農水省の松木政務官が民主党内の小沢元代表に対しての処分ということで批判の意思表示と言うか辞任を表明されていますけれども、これに対しての受け止めをお願いします。
(答)昨日の夜、突然聞きましたので、びっくりしたのですが、あくまで松木先生御本人の政治家としての判断でああいう結論を出されたと思っておりますので、私といたしましてはコメントはございません。

(問)今日の政務三役会議では話題になったのでしょうか。
(答)ならなかったです。

(問)今回の訪日外国人の旅行者の関係なのですが、速やかに1,000万人を超えて1,100万人という目標がありますけれども、中東情勢が今こういう状況ということもありますけれども、その辺の影響というのは見込まれるのでしょうか。
(答)一番観光客が来日していただいているのは、先ほど申し上げましたようにアジアの特に近圏、中国を筆頭に韓国、香港や台湾等のアジア圏でありますので、今のところそういった影響はないと思っています。
ただ、これ以上、またいろいろ情勢が変化してきたときに当然経済状態にも原油高並びに食料の高騰等いろいろありますので、経済的な影響が出てきた場合にどうなるかということは注視していかなければならないと思っています。
今のところ直接な影響はないと思っています。

(問)外国人旅行者数の件で、中国が久しぶりにプラスということですが、この要因は何があるとお考えでしょうか。
(答)昨年、尖閣諸島の問題があったときに若干そういった影響があったと思いますけれども、そういった影響が薄らいできたことが大きな要因であると思います。
ただ、今年の春節が2月3日だったことに伴いまして、需要の前倒し的な要素も考慮する必要があり、最終的には1月と2月の合計値を比較した上で慎重に見極めなければならないと思っています。
中国からは大変たくさんの方々がお越しいただいておりますので、今後とも訪日したときの言語の問題ですとか、サイン表示の問題等も鋭意、ソフト面もハード面も含めてもう少し整備をしていかなければならないと思っています。

訪日外国人旅行者数の推移(2月24日小泉大臣政務官会見参考資料)

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