副大臣・大臣政務官会見

小泉大臣政務官会見要旨

2011年3月3日(木) 18:47 ~ 18:57
国土交通省会見室
小泉俊明 大臣政務官 

質疑応答

本日の政務三役会議の概要を報告いたします。
6点ございます。まず、第1点目は、北東アジアにおけます物流分野の更なる協力・連携を推進することを目的として、これまで開催されてきました「日中韓物流大臣会合」について、現在の取組状況の報告がありました。
 2点目は、平成22年度高速道路無料化社会実験開始後6か月間の状況について報告がありました。
資料はお手元にお配りしているとおりであります。
御不明の点等ございましたら、事務方までお問い合わせいただければと思います。
 3点目は、不動産投資市場の透明性の向上に向けた、不動産取引の成約情報による「住宅価格指数」の取組状況について報告がありました。
 4点目は、3月6日、7日に実施されます規制仕分けの対象となっている「マンション投資の勧誘」について、現状等の報告を受けて、その対応について規制仕分けの状況も踏まえ、引き続き調整していくことといたしました。
 5点目は、観光立国の実現に向けた、訪日外国人旅行者の受入環境に関する現状と課題等について意見交換を行いました。
 6点目は、公務員制度改革関連事項について、意見交換を行いました。
以上であります。

(問)明日から参院での予算案の審議が始まりますが、参院はねじれ国会で、政府与党としては衆議院以上に厳しい審議になると思いますが、政務官としてはどういった議論を期待していますでしょうか。
(答)参議院選挙の結果を受けてのねじれでありますので、やはり野党の質問に対して、真摯に丁寧に、そしてまた謙虚に質問にしっかりと答えていくと。
そして、最後の最後まで、やはり予算の関連法案が特に一番大切な問題ですので、予算も含めて、予算の審議がすべてに影響してまいりますので、与党としてきちんと謙虚に対処していかなければならないと思っています。
最後の最後まで、野党の協力を得られるように、全力を挙げて努力をしていくべきであると思っております。

(問)規制仕分けについて言及されておりましたけれども、国交省としてはどのような対応をされていくおつもりでしょうか。
(答)今回は、特にマンション投資の勧誘に対しまして、現実に数多くの苦情が寄せられております。今回は、規制仕分けの方で規制の強化の方も取り上げるわけでありますけれども、国土交通省といたしましては、規制仕分けでの状況も踏まえて、3月末の規制改革に関する政府の対処方針の閣議決定に向けて、適切に対応してまいりたいと考えております。

(問)高速道路については、これをご覧になった上で、今後、具体的にどのように進めていこうかという議論にはなったのでしょうか。
(答)まずは、6か月間の高速道路無料化の社会実験の結果データをお互い認識をして、議論のたたき台になっているという段階であります。
もう少し、社会実験の様子を見ながら、三役で話しながら進めてまいりたいと思っております。

(問)観光立国の受入環境についての意見交換ですが、これについては、具体的にどのような意見が出たのでしょうか。
(答)これについては、観光庁長官の方からこれまでの取組についての報告を受けました。
政府が目指しております3千万人訪日に向けて、昨年1千万人の目標も達成できてないわけでありますので、様々な点で課題があって、特に中国、韓国、台湾の方達が一番多く来ていただいているわけでありますけれども、日本に来た際に、まだまだ広告を始め、標識や通訳の数など様々な課題があるということを議論させていただいたところであります。
それに対して、積極的に対応していくということで話をさせていただきました。

(問)高速の無料化の資料を見ると、ぱっと見た感じ3か月の時とほとんど言っていることが変わってないと思うのですけれども。
(答)それ自体はデータをきちっと分析してますので、3か月前に出た結果と半年経ってもデータが同じだということだと思います。
かなり細かくは分析してあるとは思いますので、たまたま3か月前と半年経ってもデータが同じようなものが出てきたということだと思います。

(問)ということは、これは1年後なり、いつまで続けるというか、延々と社会実験を続け、延々とそのデータを見て、延々とああそうですね、そうですねを続け、全く何の意味も無い実験だと思うのですけれども、意思を示さない限り実験の意味も無いと思うのですが。
(答)データが出てきた段階できちっと社会実験を評価しないといけないものですから、まだ半年ですので、やはり最低1年近くはしっかり様々な効果を見据えて、ある時点できちっと評価をしていくことをしなければならないと思っております。
意味が無いわけではなくて、そこに出ているデータ以外も様々な地方自治体の、特に都道府県の知事のヒアリング等も含めて様々な御意見が寄せられてますし、そういった意味では極力そういった御意見も踏まえながら当然、適切な決断をしなければならないと思います。

(問)日中韓物流大臣会合の取組、報告について、もう少し具体的に進んだところまでお話いただけますでしょうか。
(答)これまで3回行わせていただいておりますが、まだ具体的な大臣会合そのものについて、新たな進展があったわけではありません。
日中韓物流大臣会合で合意されております「北東アジア物流情報サービスネットワークの推進」や「標準化されたパレットサイズの更なる普及等」について、現在の進捗状況について今回報告を受けたところでありますが、大臣会合そのものについては、先ほど申し上げましたように、新たな進展があったわけではありません。
第4回が2012年に韓国で開催予定になっているとの報告を受けました。

(問)何月頃でしょうか。
(答)何月というのは受けていないのですが、これまで2006年9月7日に韓国・ソウル、第2回が2008年5月17日に日本・岡山、そして2010年5月13日が中国・成都で行われましたが、2012年は韓国で開催予定ということで、これを見ますと、9月、5月、5月に開催されておりますので、似たような時期になるのではないかと思っております。

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