副大臣・大臣政務官会見

馬淵副大臣会見要旨

2010年4月19日(月) 15:01 ~ 15:09
国土交通省会見室
馬淵澄夫 副大臣 

質疑応答

私の方から特に本日報告事項ございませんので、幹事社並びに皆さんからの質問、ご意見等にお答えしたいと思います。

(問)まず1点幹事社から。週末のテレビ番組等で高速道路の新料金制ですとか新たな建設の問題について、与党の方から事前に十分話を聞いていないとか、若干話が噛み合っていないような部分が聞かれたんですけれども、これはこういうものなのか、それとも何か進め方に齟齬があったのか、見解を教えてください。
(答)まず法案に関しましては、政策会議というプロセスを通じて、我々としては一定の規定の方針の下に法案説明させていただき、またそれを持ち帰りということをさせていただきましたので、従前どおりのプロセスだと認識しております。
料金に関しましては、これは法定事項ではございません。
所管する大臣がこの政府の一員として公表すべきものとして考えておりまして、関係する業界団体、あるいは利害相反の方々も含めて、多数いらっしゃるということから事前にこの料金の問題についてはお伝えをしていないということではありますが、我々としては公表させていただいた後に、理解を求めていくというふうに考えております。

(問)アイスランドの噴火に伴う空港の運航便の中止の件について、成田空港など日本の空港での対応が海外の空港に比べてかなり遅くて、外国人の旅行者の方から結構強い不満の声が出ているようなんですけれども、これについてはどのように考えておられますか。
(答)さきほどクラブの皆さん方には報告をさせていただいていると聞いておりますが、観光庁からアイスランドの火山噴火に伴う成田等の滞留旅客への対応についてということで、本日発表させていただいた施策について、以下3点ございます。
これは、1つは、JNTO、日本政府観光局による臨時相談窓口の設置、そして2つ目が空港周辺地へのエクスカーション、これは食事付き日帰り旅行の実施、成田では本日15時発であります。3点目が空港内観光案内所(財団法人国際観光サービスセンター)による低廉な宿泊施設の斡旋ということで、この措置を講じさせていただいております。
なお、成田市においては成田空港と市内の間の循環バスを無料で提供するなどの措置を講じる予定ですということでありまして、今、滞留の旅客の方々、成田で100名弱、関空で50名弱の方々がいらっしゃると承知しておりますが、観光庁としては、こうした旅客への対応について、本日措置をさせていただいたということであります。

(問)旅行等はいいんですけれども、例えばインターネットの使用料が非常に高いとか、もう少し夜の寝袋ですとか、不十分で対応が遅いのではないかという声があったんですが、それについてはどうですか。
(答)こうしたサービスについて、あるいはこうした不測の事態における対応については、まさにこれから成長戦略として観光という立場から旅客の外客誘致を図っていく上においては十分に反省すべきは反省しながら、更にホスピタリティを高めていくということを観光庁においても実施していきたいと考えています。

(問)昨日のテレビ番組の件ですが、今副大臣のご回答にもあったのですけれども、法案については必要な事項を踏んでいるということだったのですが、与党の中からこういう意見が出てくるということはなぜだと、何がいけなかったと思われますか。
(答)まずは、法案については繰り返しになりますけれども、閣議決定もいただいておりますので、しっかりと与党3党において確認がとれた法案だという前提に立っておりますが、今回、我々としては無料化を実施するということで、原則無料化については段階的実施ということで昨年12月に予算規模1,000億円でこの無料化の社会実験実施を決めさせていただいたと。
これを行っていく上において、更に高速道路の国幹会議の廃止だとか、あるいは利便増進の見直しというかたちでの割引の新たな見直しということを含めて法案を出させていただく、これはすなわち料金の見直しにもつながるものでありますので、ここについて今回6月の実施に併せて発表させていただきましたが、元々は高速道路の無料化というマニフェストに掲げた公約を実現するために行った施策がひとつあって、それに補完するかたちで料金の見直しを図ると。
更には、法律の所要の措置の改正を図るということで、3つがセットになるものであります。
これについて、ご理解いただけるようなかたちでの説明が出来ていなかったことに問題があったかという反省は十分しておりますが、これから重ねて丁寧に理解をいただくよう説明を繰り返していきたいと。
あるいは、わかりやすい説明というかたちで、我々としても反省をしながら努力していきたいと、こう思っています。

(問)昨日、前原大臣が高速道路料金については、政府与党の最高首脳会議で決めますと、確認しますということも仰っていますが、このプロセスというのは通常のプロセスということなのでしょうか。
それとも、今回の混乱を受けての対応ということでしょうか。
(答)昨日のテレビでのご発言だということで承知をしております。
ただ、具体的に昨日の発言の中では確認をすると、このように仰っておられますので、具体的なプロセスがどのようなかたちなのかということについては、まだ私共は承知をしておりません。
大臣は、3党において法案については閣議決定をしたことですから、そのことについての確認、あるいは今日において色々なご意見が出ていることについてのご報告という意味合いで仰られたかもしれませんが、私としては新たなプロセスという意味においてのご指示なりは受けておりませんので、これはまた大臣がご判断されるべきことかと思います。

ページの先頭に戻る