副大臣・大臣政務官会見

馬淵副大臣会見要旨

2010年5月31日(月) 18:29 ~ 18:35
国土交通省会見室
馬淵澄夫 副大臣 

質疑応答

定例会見でございますが、私の方からは報告事項はございません。

(問)今日、辻元副大臣が連立政権の離脱に伴って辞表を提出されましたけれども、この件に関しての副大臣の御所見をお願いいたします。
(答)8ヶ月余、副大臣として共に仕事をしてまいりました。
前原大臣の下、政務三役一丸となって国土交通省の改革に取り組んでまいりましたので、非常に残念な思いです。
私自身も個人的には、辻元副大臣にも思いはお伝えをさせていただきましたが、今回、党の判断ということで、これは公党の決定に従うということでありますので、それを御決断されたということで、私どもとしては受け止めていくということだと理解をいたしました。
繰り返しですが、残念でならない思いでいっぱいです。

(問)先週末の鳩山総理大臣の普天間問題に関する対応、連立離脱も含めてなんですけれども、それを受けて支持率が2割かそれを切る数字まで低下をして、総理の責任を、進退を問う声も党内から出ておりますけれども、この状況に関しての副大臣の現時点の御所見をお願いします。
(答)政権の一員として、総理がこの普天間の問題については、沖縄県民の皆さんの気持ちを一生懸命に汲み取り、そして解決を図ろうとしたその姿勢については、我々はしっかりと支えていくという思いでおりました。
しかしながら結果的に多くの方々の御希望に沿うことができないということで、総理からも直接お詫びの言葉もありました。
今日において大変厳しい御批判をいただいていることも承知しておりますが、私としては今後こういった状況の中であっても、総理、政権一丸となって取り組んでいくなかの一路となりたいと思っております。
支持率あるいは総理に対する声というのも党内でということでありますが、私共が行えることはとにかく1つ1つ目の前でやってきた政策なり、あるいは方針なりを丁寧に国民の皆さま方に分かり易く説明をしていくことだと思いますので、そのことに腐心をしてまいりたいと思います。

(問)昨日、前原大臣が仙台の方で会見されたときに、今後の公共事業のことについてマニフェストを達成したのでもう削減しないということをおっしゃられたのですが、今後の、来年度予算の要求もそうですが、財務省の方からかなり削減圧力がかかると思うのですが、そこら辺はどの様に、どれくらいの姿勢で臨むおつもりでしょうか。
(答)これはいつも政務三役で、懇談の場で話などをしている中で必ず話題に上がることであります。
初年度でマニフェストに掲げた削減額これを目標達成したわけですから、国土交通省としてはしっかりとそのムダを削り、そして改革の方向性を作ってきたと、今後は成長戦略を初めとして公共事業のみならず、本当にこの国の活力を高めていく方向で予算を作っていくんだということで、現時点においては削減、あるいは今後の総額の枠に対して何か一定の見解を持っているわけではありません。
ただ繰り返しになりますが、もうすでに4年間で掲げた目標は達成してきたということで、前向きなかたちでの予算編成に取り組んでいきたいと、このように思っております。

(問)先ほど支持率の関係で言いますと、いろいろと政策を進めていく上で、政権のトップに対する信頼感みたいなものが失われている状況だと、なかなか逆に政策というのも進められない、あるいは高速道路の法案にしても、ずっと審議が止まっている状態が続いておりますけれども、こういう状態というのは政策を遂行するお立場からみると、どうなんでしょうか。
(答)支持率ということよりも、一つ一つ前に進めていくためには、国会でしっかりと議論していただかなければいけないということですから、それが今日において国会も大変混乱しておりますので、そこはお願いする立場としては、大変残念に思っています。
ただ逆にこういうときだからこそ、様々な23年度に向けての、ある意味草案も含めて、今後の我々掲げた5つの成長分野以外のことも含めて、しっかりと考えていくいい時間があると思って、今日我々担務のみならず、国土交通省にかかわる全般、しっかりと今後の方向性を定めていく、そんな時間に充てていくというふうに思っています。

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