（大臣政務官）政務三役会議のブリーフィングを始めさせていただきます。
前回から今回まで政務三役会議はございませんでしたので、私からの報告事項はございません。以上です。

（問）公示地価の内容についてご所見、評価、これは良いのか悪いのか等も含めてお願いします。
（答）今回の公示地価は、全国の２７，８０４標準地から今年の１月１日時点の地価を公示する訳ですが、ほぼ全地点において下落となっております。
これは厳しい景気の中で全国的に所得の減少、更には企業収益の低迷や雇用情勢の悪化、また先行き不透明感から住宅やオフィス等に対する需要が減少したということがまず１つ目の理由で、もう１つは、金融市場の停滞から、不動産投資市場が収縮したこと等により、土地に対する需要が減退したためであると考えられております。
また土地の収益性という面でも、マンション賃料の下落や賃貸ビルの空室率の上昇、賃料の下落により土地の収益力が低下したため地価が下落したものと考えられます。
地価は景気、金融環境、内外投資家の動向等と直接又は間接の影響を受けるものでありますので、一概には申し上げられませんが、今後とも地価動向というものを十分に注視してまいりたいと考えております。