副大臣・大臣政務官会見

津川大臣政務官会見要旨

2011年1月13日(木) 11:20 ~ 11:32
国土交通省会見室
津川祥吾 大臣政務官 

質疑応答

新年あけましておめでとうございます。
この間、政務三役会議としては開催しておりませんが、1点私の方から御報告をさせていただきます。
政務三役懇談会というものを随時開催させていただいておりますが、今年に入りましてから政務三役懇談会の中に事務次官にも御出席をしていただくように進めているところであります。
実際に、先週7日に政務三役懇談会をさせていただいたときには、事務次官にも御出席をいただいたところでございます。
私からは以上です。

(問)民主党の話になりますが、昨日の両院議員総会で首相や党執行部に対する批判が相次ぎました。
政務官は政府の一員ということになりますが、一議員としてでも結構ですので、御所見等ありましたらお願いします。
(答)一議員として発言させていただきますが、確かに幾つか厳しい批判もあったかと思っておりますが、一方で、過去にあった両院議員総会と比しては、必ずしもそれほど厳しい御意見ばかりが出たという感じもしませんでしたので、少し状況が違ったかなというのがまず印象です。
ただそれは、年末年始に地元に戻って現場を歩いた議員の反応が必ずしも悪くなかったということではなくて、党の中の風通しが少し改善をした結果かなというふうには思っております。
ただ一方で、こういった批判が平場でたくさん出てくるということは、逆にまだまだ風通しが悪い部分が多いのではないのかなと。
本当にもっともだなという意見が多くありましたけれども、一方で、総会の中で意見を言って重く受け止めますと言われて終わりというよりは、しっかりと実質的な党運営の議論をする中で発言をしていただいて、見直しをすべきところは見直しをし、改善をするということをやっていかなければならないこともたくさんあったと思いますから、そういった形でしっかりと受けていただくような党運営の見直しが必要なのではないかということを感じたところであります。
率直に1つ申し上げるとするならば、民主党政権に対する多くの国民の皆様方の御批判を党執行部としてしっかりと受け止めているのかどうかというところが多分1つのポイントだと思います。
当然のことながら、それは受け止めていただいていると思いますが、受け止めていただいている、あるいは理解をしているという感じを多くの国民の皆様方には持っていただけてないと。
現場のことが分かってるのかと、本当に国民のことが分かっているのかと、こういった御批判が多くの不満の中にあるのかなと思いますので、党執行部として、あるいは総理として、この国をこのように持って行きたいということをメッセージとして出していただくことも、もちろん重要でありますが、一方で、国民が、私たち政権を今どのように受け止めているのかということについて、しっかり理解をしておりますということが、いかにちゃんと伝えられるのかどうかということなのかなと感じているところでありますので、その辺は情報の発信の仕方について、様々な見直しの必要があるのかなと私自身も感じているところでございます。

(問)政務三役懇談会の話がありましたけれども、この会見というのは政務三役会議のブリーフという位置付けになっておりまして、政務官がこの会見を行うようになってから、政務三役会議が開かれましたという報告が確か2回だったと思うのですけれども、国交省における政務三役会議というのは、こういう形でよろしいのでしょうか。
どこで政策決定が行われているのか、政策決定過程を透明化するという意味でのブリーフだと理解していたのですが。
(答)政務三役会議として決定をするという案件と、大臣、副大臣、政務官でそれぞれ決定をするというやり方があるのかなと思っておりますが、そういった中で、政務三役会議で決定をする案件というものが、今の大臣になってからの体制の話として、多くなかったということだと思います。
ただ、今御指摘のように、確かに政務三役会議というもの、あるいは政務三役というものが前政権とは少し違う位置付けにしたわけでありますから、その会議の内容について、しっかりとこういった形でブリーフィングをさせていただくということも含めて、三役会議で正式にかけるというプロセスを作るということも検討する必要があるのかなと私も感じているところがございます。
そこは今御指摘をいただいたように、政策決定プロセスを明確にしていくとか、あるいは公開をしていくという作業の中のひとつだと思いますが、今の段階で必ずしも不透明だとは思っておりませんけれども、三役会議ということを、しっかりとその最終的な政策決定の場にするという案件を、もう少し整理をする必要があるのかなということは感じているところでございます。

(問)今の関連でお聞きをしたいのですが、現状では政務三役会議にかける案件と、そうではなくて大臣、あるいは副大臣、三役個別に政策決定する案件というのはどのように選別されているのでしょうか。
(答)基本的には政務三役懇談会で決めさせていただいております。
この件についてはここから政務三役会議にして決定をしましょうというようなやり方をしておりますので、その都度、政務三役懇談会の中で議論させていただいております。

(問)政務三役会議を開くべきだ、政務三役会議の中で決めるべき政策なんだという線引きはどうなっているのでしょうか。
(答)今、カチっとしたラインがあるとは思っておりませんが、そこは政務三役懇談会の中で、ここは会議にしようという話をその都度議論をするというような形で今やらせていただいております。

(問)馬淵大臣の米国訪問の話ですが、昨日、行かれるのを取りやめるということになりましたが、行かないことでの先方への影響についてどう見ていらっしゃるのか。
あと取りやめた理由について改めて教えてください。
(答)理由というか取りやめの経緯は閣議で決定をされたものと認識をしておりますから、政府全体として判断をされたものだと私からお答えをしたいと思います。
その影響については、今の段階で判然とするものではありませんが、訪問そのものを中止としたということではなくて、大臣は行かない形になりますが国土交通審議官をヘッドにして実際には行いますので、そこは方針としては変わらず一生懸命やらせていただきたいと思います。
相手側の受け止め方について、今御指摘のありましたように、果たして影響がないかと言われれば、ないということは私はないのかなと思います。
また、馬淵大臣、あるいは前原前大臣、それぞれ同じ思いで対応させていただいておりますし、オールニッポンで対応させていただいておりますから、その方針が変わるわけでは決してありませんけれども、相手側の受け止め方として特に、これは一般論かもしれませんが、日本の大臣は替わり過ぎるというような御批判をいただいているのも事実でありますから、そういったところについては今後正に国際的に展開していく中で日本政府としてどう考えるかということは今後しっかりと検討しなければいけない課題だと思います。

(問)そんな中で明日にも改造という話ですけれども、大臣が替わった場合の影響というのもやはりあるとお考えですか。
大臣が替わり過ぎるというお話をされていたので。
(答)今は一般論として申し上げました。

(問)別件ですが、たちあがれ日本の与謝野さんが今日離党の会見をされていて、入閣するのではないかという話もありますが、もともと自民党にいらっしゃった方で、例えば、政策的に連携というか、一緒にやっていく可能性について、政府の中にいらっしゃる方としてどう見ていらっしゃいますか。
(答)人事は総理が決めることですから、総理の判断でやっていただきたいと思いますが、ただ昨日の両院議員総会の中でもございましたが、私どもが政権を頂いた大きな柱はマニフェストでありますから、そのマニフェストの中でしっかりと政権運営をさせていただくというのが基本だと思っております。

(問)タクシーの件なのですが、民主党の議員連盟の方で、議員立法を計画して、この通常国会に提出するという動きがあるかと思うのですが、今どうなっているのかというのと、先週、阿久津内閣府政務官が今度の通常国会では見送るというような発言もされていまして、客観情勢を教えていただきたいと思っております。
(答)議員立法の件ですので、国土交通省の立場としては発言しにくい部分がございますが、私も、今議員立法として議論して、準備をしていただいているということについては承知をしておりますし、通常国会に提出できるかどうかということについても今検討していただいている状況だというふうに思っておりますので、必ずしも諦めたというふうには伺っておりません。

(問)今、記者会見で、仙谷長官が菅総理から交替を告げられたと話されているらしいのですが、今まで政権の屋台骨として官房長官をやっていた方が替わられることについて、特に、政務官は事業仕分けなどで関わられることもあったかと思うのですが、どういうふうに思われますか。
(答)どなたになるにしても、先ほど申し上げましたように、政権運営は必ずしも属人的にやるというものではなくて、基本的な方針に沿ってやるものだと思っておりますし、一方で、それぞれの担当大臣や官房長官の御指示の下で仕事をさせていただくものだと思っておりますから、次にどなたがされるのか承知をしておりませんが、その方の下で政権がしっかり運営されていかなければならないと思っているところであります。

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