副大臣・大臣政務官会見

津川大臣政務官会見要旨

2011年6月30日(木) 18:25 ~ 18:32
国土交通省会見室
津川祥吾 大臣政務官 

質疑応答

本日の政務三役会議のブリーフィングを行わせていただきます。
先ほど政務三役会議が開催されまして、本日は報告事項が3点ございます。
審議事項、その他協議事項はございませんでした。報告事項でございますが、自動車運送事業の交通事故について、社会的影響の大きい重大事故の要因分析、再発防止対策、また乗合バスの車内事故を防止するための安全対策の充実等についての報告がございました。
2点目に平成20年度より、3カ年で実施をしてまいりました「地域のニーズに応じたバス・タクシーに係るバリアフリー車両の開発」を進めてきたところでありますが、その事業についての報告が同じく自動車交通局よりございました。
3点目ですが、平成22年度独立行政法人の役職員の給与等の水準についての報告がございました。私の方からは以上であります。

(問)津川政務官はこの程、政府復興対策本部の岩手現地対策本部長になられたということで、これまでは福島の方に入られていたことが多いと思いますが、改めて現地対策本部長になられたことへの抱負をお聞かせ下さい。
(答)今回の東日本大震災は大変甚大な被害が出たところでありまして、私は今御指摘いただいたとおり、発災直後より福島を中心に長期間に渡りまして現場で活動をしてまいりました。
改めて今回の災害では、政治家というのは国民の生命と財産を守るのが使命であると信じて仕事をしてまいりましたし、そういったことを常に申し上げてきた立場から、今回の震災で正に多くの生命と財産が失われたことは、私自身大変忸怩たる思いでありますし、一刻も早く被災者の方々の生活が再興できるように全力を尽くすのが今私どもにできる大きな使命であると感じているところであります。
そういった意味で福島にいたときも、宮城、岩手、あるいはそれ以外の北海道から関東地域にかけての多くの被災地の方々に対して、国としてやらなければならないことを強く感じていたところでありますから、今回、岩手の現地対策本部長を仰せつかりまして改めて身の引き締まる思いであります。
これまでどおり、被災者対策として被災地の方々に寄り添って、一方で地域の方々の思いをしっかりと形にして復興の道筋をつけていくと、先般総理からも復興という新たなステージに入った中で、国としても正に国家プロジェクトとして全力で東北地方の復興に当たらなくてはならない、一方でこの復興は押しつけの復興ではなくて、地域の方々、被災者の方々の思いが形になるように丁寧に進めなければならないというお話がありましたが、大変難しいことではありますが、地域の方々の思いをしっかりと酌み取りながら、しかしながら、1日も早く復興ができるようにということで全力を尽くしてまいりたいと思っております。
復興にもいろいろな定義、表現の仕方があるかと思いますが、私は、例えば、漁師の方がしっかりと海で漁ができる、あるいは工場でしっかりとものづくりが再開される、復興の槌音が高く上がり、そして学校の校庭では子どもたちの笑顔、あるいは歓声が溢れると、そうなって初めて復興と言えるものだと思っておりますので、長い道のりになる部分もあろうかと思いますが、精一杯進めてまいりたいと考えているところであります。

(問)関連してですが、今回は政務官の兼務という形になり、政務官としての仕事もいろいろとあると思うのですが、その点重責を担えるのかという指摘も一部から出ているようですが、その点はどうお考えですか。
(答)私自身は、浅学非才、非力でありますが、松本大臣からも指示されたことでありますが、これは一人で行うものではなくて、チームで行うものであると。
また、復興については、もちろん国土交通省として行わなければならないこともありますが、政府を挙げて行わなければならないことでもあります。
特に、各地方の各省出先機関の職員の皆さんともしっかりとチームを組んで、県、そして自治体の皆さんの復興支援をするという作業をさせていただきたいと思っているところであります。国土交通省の政務官としての仕事についてもしっかりとその責任は果たしていかなければならないと思っておりますし、そういった意味では大変大きな責任を二つ同時に負うことになりますが、先ほどの政務三役会議の中でも、二役の皆様方には、場合によっては、いろいろとお願いをしなければならないところもあろうかと思っていますが、ここもチームとして仕事をさせていただきたいという旨お願いをさせていただき、御了解を頂いたところであります。
いずれにしても、どちらの仕事についても、全力を尽くしてまいりたいと思っております。
今までの仕事配分からすると、ではどこの部分を削るのかという話になるかと思いますが、地元に帰る時間が無くなるというふうに思っております。

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