副大臣・大臣政務官会見

津川大臣政務官会見要旨

2012年3月26日(月) 18:17 ~ 18:30
国土交通省会見室
津川祥吾 大臣政務官 

質疑応答

本日の政務三役会議は、報告事項が2件、審議事項が2件、その他協議事項が3件ございました。
まず、報告事項でございますが、北村国土交通審議官から、日中運輸ハイレベル協議の結果及びワシントン出張の報告がありました。
日中運輸ハイレベル協議については既に資料等を皆様方にお渡しをさせていただいていると思いますので、本日は、ワシントン出張の報告につきまして資料を配らせていただいているところでございますので御覧いただければと思います。
次に、運輸安全委員会から、委員長のミッション及び業務改善アクションプランの策定について御報告をいただいたところであります。
次に、審議事項でございますが、「中古住宅・リフォームトータルプラン」につきまして報告がありました。
政務三役会議で議論し、さきほど了承したところでございます。
内容の詳細につきましては、明日、大臣から直接御報告させていただきたいと考えております。
2点目の審議事項でありますが、昨年5月から国土交通省内に設置しておりました「次世代ITSに関する勉強会」につきまして、今般とりまとめを行い公表することについて、了承いただいたところでございます。
自動運転の一つの形態でありますオートパイロットシステムというものを提起しながら、その実現のために、有識者を加えた検討会を省内に設置し、自動車の前後方向の制御を高度化した運転支援に関する検討・実験を今後行ってまいりたいと考えております。
これについては、資料をお配りさせていただいております。
「次世代ITSに関する勉強会のとりまとめについて」を御確認いただければと思います。
その他協議事項でありますが、「ナンバープレートのあり方に関する懇談会の中間とりまとめ」について御報告があり、意見交換を行ったところでございます。
これにつきましても「ナンバープレートのあり方に関する懇談会中間とりまとめについて」という資料を配らさせていただいております。
既に、これも御案内のところであろうかと思いますが、現在のナンバープレートの形状はこういった形でありますが、こういったものの中で、今、一つ課題として、ご当地ナンバーとうものについて御要望があるということ、希望ナンバー制度についても、番号が枯渇しつつあると、こういったことに加えまして、ナンバープレートの形状等々についても、併せていろいろと御議論、検討をいただいてきたところでございます。
ひとつには、新たなご当地ナンバーを入れていくとすると、様々な情報をさらに加えなければならないということも考えられるということで、その場合に、現在の形状の中では、なかなかスペースが狭すぎる、視認性等の問題も出てくるのではないかという議論の中で、こういった横長の形にするというようなことも検討して良いのではないかということも御議論いただいたところでございまして、この中間取りまとめを公表し、パブリックコメントを実施して参りたいと考えているところでございます。
2点目でありますが、東日本大震災復興祈念公園に関する検討会議の状況について報告を受けたところでございますが、なお一層、検討を継続していく必要があるといったことについて御報告をいただき、さらに検討をいただくというところでございます。
最後でありますが、近く最終取りまとめを行う予定になっております「海技者の確保・育成に関する検討会」における審議状況について御報告をいただき、今後の船員の養成に必要な方向性、政策について意見交換を行ったところでございます。

(問)整備新幹線についてお聞きします。先日の小委員会で報告書の案が示されたわけですが、まだ正式には取りまとめられてないと思います。
着工の認可に向けての今後のスケジュールと、大臣もおっしゃっていますが、今月中に国交省あるいは政府の何らかの意思決定ができるのか、その辺についてお聞きします。
(答)21日水曜日の整備新幹線小委員会におきまして、収支採算性と投資効果の確認に関する取りまとめの案というものを御提示いただき、各委員からそれぞれ御意見をいただいて、最終的には取りまとめを家田委員長に一任されたという段階でございます。
現在、その取りまとめの修正案を作り、各委員の皆様に照会中という段階だと伺っております。
これまで非常に熱心に、また丁寧に御議論をいただいてきたところでございますが、最終段階という認識は持っておりますが、なお丁寧に最後まで進めていただいていると認識をしているところでございます。
小委員会の検討、その後の認可・着工にかかる手続き、プロセス、スケジュールの話でございますが、現在、整備新幹線小委員会でこの2つの点について確認をしていただいた以降、政府全体としての考え方を整理するということで、整備新幹線問題調整会議におきまして、国交省と財務省、総務省の3政務官において確認をさせていただいて、その後与党であります民主党の国土交通部門会議において御報告させていただいた後に、整備新幹線問題検討会議において、政府、国交省としての方針について決定してまいりたいと考えております。
時々、皆様方から認可着工がいつなのかと、いう御質問をいただきますが、政府、国土交通省としての方向性を決定したのちに、JRの合意ですとか、並行在来線の経営分離についての沿線自治体の合意をいただくという作業を正式に行わせていただく作業などがございますので、それがいつになるのかということは、明示的にお答えにくい所があるのかなと思っております。
大臣のほうからは、国交省としての決定について、この3月以内に、ということを目標に行ってもらいたいという御指示をいただいているところですが、先ほどもお話しをさせていただいたとおり、まさに整備新幹線小委員会におきまして、非常に熱心に、また丁寧に御議論をいただいてきたところでございますので、残されたいくつかのスケジュールと、3月末というのが多少前後するのかなというふうには今のところ考えておりますが、大きくは変わらないものと認識しております。

(問)ナンバープレートについてですが、形を横長に変える方向でこれから検討していくことでよろしいでしょうか。
(答)これ(壇上にセッティングした現在のナンバープレートのサンプル)が現状でありますから、こういった形に、例えば、新しいご当地の番号を入れたいと。
これを色々入れていくということになると、数が増えていく可能性があります。
それをどこまで認めていくのかということは更に議論しなければいけないと思っていますが、情報量として、これ(現在のナンバープレートの形)ではなく、例えば、「東京」というものを「TK」にするとか記号の形にすると、こういったものをいろいろ入れても大丈夫ではないかと、こういう議論を頂いたところでありますし、また番号の数を増やすという意味でも、もう少し記号を加えることで種類を増やすことができるのではないかという話がありますが、この形のままでやると、少し視認性において問題が出てくるかもしれないという中で、こういった形にすれば少し見やすい形にできるかもしれないということについて御議論を頂いたところです。
御案内のとおり、海外にはこういった形のものもございますので、海外の事例というものもいろいろ検討しながら、進めてきたところであります。

(問)横長にするということは、これからパブリックコメントなどを行うと思うのですが、どのようなスケジュール感で行うのでしょうか。
(答)パブリックコメントはすぐかけさせていただいて、いろいろ御意見を頂ければありがたいと思います。

(問)整備新幹線についてですが、先ほどの政務官のお話だと、財務省と総務省との調整会議などスケジュール的なこと、手続的なことをおっしゃられたのですが、月内に実施されることはどこまでで、前田大臣は従来年度内の認可・着工ということを明言されていたのですが、年度内の認可・着工は実質的には難しいという御認識ですか。
(答)私どもも大臣の考え方の御指示を頂いております。
国交省として、政府として、この方針を決めるということの時期的な目標については、年度内を目標にするようにとの御指示は頂いております。
ただ、それをもって、いわゆる法的な認可・着工とするわけにはいかないところがございまして、様々な法的な手続がございますし、当然、先ほど申し上げましたように、JRですとか、自治体の同意ということも必要になり、これはそれぞれ先方において正式に決定をしていただく必要があると思っております。
それがどのくらい時間が掛かるかということについては、私どもで決定できることではありません。
私どもとして目標としている部分については、年度内というものを一つの目標にしてきたところであります。
ですから、整備新幹線問題検討会議において決定するということは今月中を目標にしてまいりましたが、現在、まさに小委員会の方で、最終的に決定をしていただくという作業をしているところでございますので、若干31日は越すかもしれませんが、その周辺で会議をもって決定をしたいと思っております。

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