副大臣・大臣政務官会見

津川大臣政務官会見要旨

2012年6月18日(月) 17:43 ~ 17:53
津川祥吾 大臣政務官
国土交通省会見室 

質疑応答

本日政務三役会議を開催いたしましたので説明させていただきます。
本日は報告事項が三件、審議事項が一件、その他協議事項が二件ございました。
報告事項でございますが、先週開催されました行政事業レビュー公開プロセスの結果についての報告があり、とりまとめ結果を踏まえ、事業の改善等しっかり対応していく事を確認したところであります。
次に北村国土交通審議官より、先週11日に東京で開催しました第1回日露運輸作業部会会合、及び14日に釧路市で開催されました第5回日中航空政策対話についての報告があり既に公表させて頂いている案件でございます。
審議事項でありますが、航空局より関西国際空港及び大阪国際空港の一体的かつ効率的な設置及び管理に関する基本方針について報告がありました。
その内容について三役におきまして了承をさせて頂いたところでございます。
本件につきましては今後必要な手続きを経まして、7月1日の関西国際空港・伊丹空港の経営統合までに基本方針を定めまして公表させて頂く予定でございます。
その他協議事項でありますが、一点目は高速ツアーバスに係る緊急対策等の現在の段階の実施状況について、自動車局より報告がございました。
貸切バス運賃料金制度ワーキンググループを7月中に設置をし、高速バスの車両安全対策については、車両安全対策検討会で検討する、などについて御報告を頂いたところであります。
2点目でありますが、環境省と連携して取り組んでおります、港湾の風力発電導入マニュアルについての報告があり、意見交換をしたところでありますが、これらについても今後必要な調整を経て今後公表して参ります。
昨日群馬県嬬恋村で発生しましたジェットコースターの事故を受けまして、現在社会資本整備審議会の昇降機等事故調査部会の委員の方1名と国土交通省職員1名を現地へ派遣して現地調査を実施しているところでございますが、羽田大臣としてはこれまでの会見等々でお話を頂いているところでありますが、元々保育士の資格を取られ、勉強されてきました。
未来を担う子どもたち、孫たちの時代に国交省としてもしっかりと取り組んでいかなければならないといったことを一つの大きなテーマとして国土交通行政を進めて行こうという御指示も頂いている中でもございましたので、今回、お子さんが大けがをされたという案件でもありますから、これはしっかりと現地調査、原因究明を行って、大至急、再発防止策をとるようにとの御指示を三役会議の中で頂いたところでございます。
私からは以上でございます。

(問)報告事項の中にもありましたが、行政事業レビューが先週実施されましたが、その結果についての受け止めと今後予算要求にどう反映されていくのかについてのお考えをお願いします。
(答)事業廃止されたものが2事業、抜本的改善、一部改善、それぞれ4事業ということでありますが、特に、廃止とされました観光についてでありますが、観光分野の人材育成そのものは必要であるという指摘を頂いていたと思いますが、一方で、これまで行ってきた政策として十分に成果が出ているのかどうか、そういったところについて具体的な支援策のあり方について再検討すべきということでありましたので、一旦、事業を廃止して、しっかりと作り直していくということをしなければならないと認識をしております。
住宅の方も廃止ということでありましたが、これも長期優良住宅を進めていくということ自体は必要であろうと御指摘を頂いた一方で、この事業の名称についても御指摘を頂きましたが、政策目的と手法というものがずれているのではないかという御指摘を頂いたところでありますので、これもゼロベースで事業自体のあり方の見直しをして、改めて既存ストックの有効活用の観点から、しっかりとした政策として再構築をするということをさせていただきたいと考えているところでございます。
その他各事業について、一部改善、抜本的改善等御指摘を頂いているところでありますが、一つには、調達について、入札等競争性を向上させるべき、そこに更に工夫をさせるべきとか、あるいは事業の優先順位をしっかりと明確にさせた上で実行していくべきだといった具体的な指摘を頂いてるところでありますので、しっかりとそれを踏まえた上で、予算要求に繋げてまいりたいと考えているところです。

(問)整備新幹線についてですが、4月の始めに政務三役で国交省としての結論を出して、その後、各地元自治体の同意を取りまして、今後のスケジュールというものは、今どこまで来ているのか具体的に教えてください。
(答)今、独立行政法人鉄道・運輸機構から未着工3区間の工事実施計画を受理したところであり、その内容を精査、確認を行っている段階です。

(問)今の話で、受理したということは、それは了承したということですか。
(答)まだです。
今、まさに内容を精査、確認を行いまして、今後、関係自治体に同意を頂いていくという作業が残っているところであります。

(問)関係自治体の同意を得るというのは、国交省が行うということでしょうか。自治体は同意はしているのですよね。
(答)独立行政法人鉄道・運輸機構の工事実施計画について同意していただくことになります。

(問)その作業は国交省が行うのですか。
(答)国交省として、この実施計画を認めて、これでいきますがよろしいですかということを確認させていただきます。

(問)それを受けて、大臣の認可になるということでしょうか。
(答)最終的にはそうです。
回答を頂いてからということだと思います。

(問)そこまでのスケジュール感はいかがでしょうか。1、2週間で終わるようなものでしょうか。
(答)今、日程がいつ頃になるのかということは明確には申し上げられません。

(問)関空の基本方針の一番最後に、伊丹空港の廃港も含めて将来のあり方を検討すると書かれてありますが、この廃港という言葉を入れた意味合いというものを、もう一度教えていただけますでしょうか。
(答)これまで、まさに議論をしていく中で、伊丹を廃港するべきだという御意見も頂いてきたところであります。
一方で廃港するべきではないという御意見も頂いてきた中でありましたので、いろいろと中で御議論を頂きまして、将来的、中・長期な中では廃港も含めた議論を行っていただくということでありますが、一方で、これは廃港を前提にしたわけではないということで、まとめていただいたということです。

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