副大臣・大臣政務官会見

若井大臣政務官会見要旨

2012年10月15日(月) 17:32 ~ 17:40
国土交通省会見室
若井 康彦 大臣政務官 

質疑応答

 10月から、国土交通大臣政務官を拝命しました若井康彦です。
今日は私が記者会見を担当させて頂きますので、よろしくお願い致します。
 本日の政務三役会議の概要について御報告致します。
本日は、報告事項が4件、協議事項が1件ございました。
 まず、報告事項ですが、第1点目は、先週の羽田大臣のタイ及びベトナム出張の概要について報告がございました。
お手元に参考の資料があると思います。
2点目は、9日に東京で開催された日・インドネシア間の経済関係協議に当省より長安副大臣が出席を致しましたので、その概要について報告がございました。
3点目は、インド及びブラジルの高速鉄道計画に関して、当省の幹部がそれぞれの政府を訪問し、先方の政府関係者と協議を行いましたので、その概要について報告がありました。
4点目は、阪神港における特例港湾運営会社の指定について、港湾局より報告がありました。
 続いて協議事項ですが、行政改革実行本部で岡田副総理より各省大臣に要請がございました役所文化の見直しについて、国土交通省としての取組を三役会議において了承しました。
今後、各府省の取組を集約した上で、行政改革実行本部に報告されることとなっております。
私からは以上です。

(問)就任して最初の会見ということで、まずは政務官就任にあたっての抱負と、今後優先的に取り組みたいと考えている政策課題についてお願いします。
(答)本当に内外ともに、大きな時代の大転換期だと思います。
財政も逼迫しておりますし、人口も減少の傾向に変わりつつある、そうした中で、これまでに築いてきました非常に大きな社会資本、これをいかに次の時代に向かって活かしていくかということが、今一番の課題になっていると思います。
そのような意味で、大臣、そして副大臣を補佐をいたしまして、全力でこの国土交通行政、次の時代に向かいまして推進をするということに寄与して参りたいと考えております。
私は半生、全国各地の地方を歩いて参りました。
そこで色々見聞きをしましたこと、そして、地域の皆さんに数々教えられたことを活かして、地域で暮らしておられる、働いておられる方々の期待に一つでも応えていけるよう、全力で取り組んで参りたいと思います。
皆さまにも、よろしくお願い申し上げます。
それから、今一番大きな課題というものは、今ちょっと申し上げましたとおり、非常に大きな時代の変わり目にあって、これまで諸先輩が営々として築いてこられた社会資本という物を維持・更新していかなければならないわけですけれども、そういった物を通じて、如何により効率の高い次の時代に生かしていける物に変えていけるか、そのような視点からこの国土交通行政に取り組んで参りたいと思っております。
それから、もちろん東日本大震災の復興につきましては、まだまだ途上でございますし、これについて出来る限り全力で取り組んでいきたいと考えております。

(問)先程、社会資本の維持・更新をしていかなければならないということだったのですが、今具体的にはどのような更新、例えば道路だとか課題がありますが、どのような点を今後取り組んでいきたいということでしょうか。
(答)何百兆円という社会資本が、今既に構築されているわけですが、その耐用年数の問題もございますし、これらを更新するために膨大なお金がかかるだろうということで、かつてのようにただ作ればいいという時代は終わりつつあるということだろうと思います。
ただ、今まで作られてきた既存の社会資本を、単に前と同じ様に維持・更新をしていくということではなくて、維持・更新をする中でイノベーションの成果も盛り込んでいけると思いますし、そうした形で単純再生産ではなくて、次の時代にそれを生かしていくという意味であります。
例え話で申し上げますと、私共が子供の頃は同じ線路の上を時速50キロか60キロで走っていた鉄道が、今ではどこへ行っても時速100キロとか、そういう質的に非常に変わった物になっていると思います。
これも一種の維持・更新だと思いますが、それを通じて違う社会資本を整備・充実していくといった考え方で、これから取り組んでいくべきではないか、個人的にはそのように考えております。

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