副大臣・大臣政務官会見

吉田副大臣会見要旨

2012年4月23日(月) 17:34 ~ 17:40
国土交通省会見室
吉田 おさむ 

閣議・閣僚懇

 本日の政務三役会議の概要を御報告申し上げます。
本日は、報告事項が2件、その他協議事項が2件ございます。
 まず、報告事項ですけれども、土曜日に開催されました、日メコン首脳会議並びにカンボジア、ベトナム及びミャンマーとの首脳会談について報告がありました。
資料を御参照ください。
各国との首脳会談全てに国土交通大臣が同席しております。
これらの会議の結果として、戦略上非常に重要なメコン地域のインフラ支援の拡大等が大きく期待できる成果が得られました。
国土交通省といたしましても、今回の成果を積極的に活用し、メコン地域において、インフラ整備支援の充実強化等を戦略的に行っていきたいと考えているところでございます。
 2点目といたしましては、気象庁から、長大構造物、いわゆる高層ビル、超高層ビル、マンション等を含みますが、これに影響を及ぼす長周期地震動に関する新たな防災情報のあり方について報告がありました。
これについては、整理の上、後日御報告をさせていただく予定です。
 その他協議事項ですが、まず、毎年国会に報告をしております、首都圏白書、土地白書、観光白書の骨子について意見交換が行われました。
3白書につきましては、今国会の報告に向け、検討を進めてまいります。
 2点目、資料にもございますように、今後の風力発電の更なる推進のため、浮体式洋上風力発電施設の安全性を確保する技術基準の制定及び今後の取組について、意見交換を行いました。
今、申し上げましたように、お手元にお配りいたしましたとおりですが、詳細については、事務方にお問い合わせをしていただければと存じます。
以上、私からの御報告でございます。

(問)前田大臣に対する問責についてなのですが、これに対する受け止め、それから国会審議が止まっていることに対する受け止めをお聞かせください。
(答)これは参議院の方で決められたことでございます。
また、政府の方は内閣等をはじめといたしまして、しっかりメッセージを出させていただいておりますので、そのとおりであります。
また、国会につきましても、これは国会の中で御協議いただくことでございますので、私共の方で言う筋合いのものではないというように理解しております。

(問)4月1日から堺市で基幹的広域防災拠点の供用が始まったのですが、副大臣も先週末視察をなさいましたけど、その御感想と今後どういった所を整備していくのかお伺いします。
(答)4月1日からの供用開始でございますが、先週土曜日、21日が正式な供用開始の式典、そして合同防災訓練という形でこの二つに出席をしてまいりました。
この拠点につきましては、新日鉄さんが用地提供等をしてくださいましたし、また隣接のシャープさんが、いざという時の非常時の電源の供給等をしていただけるということ、また当日は合同訓練をしていただきましたけれども、訓練は1度事前の練習があったと聞いておりますけれども、さわさりながらキビキビとした対応でございましたし、万が一の大規模災害に備えて私の方からもできる限り、さらに訓練を継続してもらいたいと思います。
せっかく自衛隊、消防、警察、堺市、大阪府、大阪市消防局、堺市消防局等々関係団体、もちろん国土交通省も参加させていただきましたけれども、これだけの省庁をまたがっての、国、地方公共団体が集まっての合同訓練はなかなかできないものですから、一度やって終わりではなく、今後も継続していただきたいということを強く申し上げさせていただいた次第であります。
とりわけ今回、拠点というハードができましたけれども、やはりソフト、人がしっかりとそれに対して対応ができないと、これは防災という形で箱だけ作って動かないということになってはいけませんので、この二つが合わさった式典と訓練ができたと、そういうように考えているところでございます。

(問)現行の整備について、例えば愛知県、静岡県でも整備の要望が出ているようですが、どのように国交省としてお進めになるのか教えてください。
(答)今、お話がございましたとおり、東日本大震災後、愛知県より中部圏にも同じような基幹的広域防災拠点の設置というものが政府へ要望が出されております。
まず最初は御承知のとおり、東日本では川崎の東扇島でこの拠点が設置がされ、西日本の大阪堺市でということが2点目です。
今後は広域防災拠点のネットワークの検討が地元等々で行われておりますけど、国土交通省といたしましても内閣府と協力し、中部圏での必要性について検討してまいりたいと考えているところでございます。

ページの先頭に戻る