報道・広報

平成20年度建設副産物実態調査結果について

平成22年3月31日

 平成20年度に全国の建設工事から排出された建設副産物注1)について、排出量及び再資源化等の状況の調査結果をとりまとめましたので公表致します。

1.排出量の動向

 平成20年度の建設廃棄物の排出量は約6,380万トン、建設発生土の排出量は約1億4,063万立方メートルとなりました。前回調査(平成17年度)に比して、建設廃棄物で約17%減、建設発生土で約28%減となりました。

2.再資源化率等の状況

・建設汚泥が大幅な増となり、一方、アスファルト・コンクリート塊、コンクリート塊、建設発生木材注2)は1%程度の減となりました。その結果、建設廃棄物の再資源化等率注3)は増となりました。
・利用土砂の建設発生土利用率注4)については減となりました。
 

3.「建設リサイクル推進計画2008」の目標達成状況

 アスファルト・コンクリート塊、建設発生木材(再資源化率)及び建設汚泥(再資源化等率)については平成24年度目標を、建設廃棄物(再資源化等率)については平成22年度中間目標を達成しております。

注1)建設副産物:建設工事に伴って副次的に得られる物品であり、建設廃棄物(コンクリート塊、建設発生木材など)及び建設発生土(建設工事の際に搬出される土砂)の総称。
注2)建設発生木材については、伐木材、除根材等を含む数値である。
注3)再資源化等率:建設廃棄物として排出された量に対する、再資源化及び縮減された量と工事間利用された量の合計の割合。なお、再資源化等とは、再資源化及び縮減のこと。
注4)利用土砂の建設発生土利用率:土砂利用量(搬入土砂利用量+現場内利用量)のうち土質改良を含む建設発生土利用量の割合。
注5)再資源化率:建設廃棄物として排出された量に対する、再資源化された量と工事間利用された量の合計の割合。
 

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局事業総括調整官室調整官 増田 仁
TEL:(03)5253-8111 (内線24-523)
国土交通省総合政策局事業総括調整官室施工技術係長 井上 直
TEL:(03)5253-8111 (内線24-553)

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