流下能力の増大を図る場合は、流速の増加を避けるための川幅の拡幅を基本とする。
被災時点に対して川幅を拡幅し、洪水時の流速が増大しない計画としました。 　また河床の転石を現地に残し、粗度を大きくすることで流速上昇による再度災害を防止し、多様な流れを確保しています。 　石積工は天端部分に石を突出させることで人工的な印象を緩和しています。   　工事着手前（H26.9） 　現　在（H30.5）	■基本方針の活用ポイント■　凡例：◎工夫が優れている　○配慮されている　△もう少し工夫が望まれる 　河道計画上の工夫点 ① 法線 ② 流速 ③ スライド ダウン ④ 片岸拡幅  ⑤ みお筋 ⑥ 河床幅 - - △ - △ - 　災害復旧上の工夫点 ⑦ 河岸・ 水際部 ⑧ 環境要素 の保全 ⑨ 景観配慮 ⑩ 重要種 への配慮 ⑪ 環境への 配慮 ○ - ○ - - 　■河川DATA■ 　水系/河川名 　一級河川　神通川水系　今谷川（いまだにがわ） 　事業名 　河川災害関連事業・河川災害復旧事業 　事業主体 　岐阜県 　年災 　平成26年度 　河川の流域面積 　10.2平方キロメートル 　河道特性 　セグメント1 　主な工事概要 　巨石積み工 　川づくりのテーマ 　巨石を活用したふるさとの川づくり
復旧断面図 　流下能力の増加を図るにあたり、川幅を広げることで流速を増加させない河道計画としました。また、拡幅した部分はテラス状の形状とし、瀬と淵、礫河原で構成された低水路の河川環境が維持されるよう配慮しました。 　工事完了後（H30）	■基本方針の活用ポイント■　凡例：◎工夫が優れている　○配慮されている　△もう少し工夫が望まれる 　　河道計画上の工夫点 ① 法線 ② 流速 ③ スライド ダウン ④ 片岸拡幅  ⑤ みお筋 ⑥ 河床幅 ○ ○ - ◎ ◎ ◎ 　　災害復旧上の工夫点 ⑦ 河岸・ 水際部 ⑧ 環境要素 の保全 ⑨ 景観配慮 ⑩ 重要種 への配慮 ⑪ 環境への 配慮 ○ ○ ○ - - 　■河川DATA■ 　水系/河川名 　二級河川　切目川水系　切目川（きりめがわ） 　事業名 　河川災害関連事業 　事業主体 　和歌山県 　年災 　平成23年度 　河川の流域面積 　75.6平方キロメートル 　河道特性 　セグメント1（谷底平野） 　主な工事概要 　河道拡幅（引堤）、護岸工、掘削工 　川づくりのテーマ 　里山の景観と環境を守る瀬と淵のある川づくりと災害に対応できる河道拡幅
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