グループ1: 各地のダムの働き
平成26年8月 台風11号「徳山ダム・横山ダム」(所在地:岐阜県)
データ
概 要
堤防決壊・大垣市街地の浸水を回避
平成26年8月豪雨(台風11号)により、木曽川水系揖斐川では大規模な出水が発生。これに対し、 徳山ダムと横山ダムが連携して洪水調節を行い、下流の河川水位(万石)を約2.0m低下(推定)させ、浸水被害を回避しました。
ダムがなかった場合、堤防決壊の恐れがあり、仮に決壊した場合は、大垣市街地が浸水し、浸水面積約2,700ha、約6,100億円の被害が発生したと推定されています。 あわせて、大垣市民病院等の医療施設の機能低下及び、国道258号線、養老線の浸水による交通途絶等の被害を防止しました。
経 過
徳山・横山両ダムとも、8月10日午前からの流入量増加に対し、徳山ダムは放流量をゼロとし、横山ダムでは約280m3/sに抑えることで、水をため込み、下流に流れる水の量をおさえました。