logo

ネタ④:ワイヤー・ケーブルに注目
photo

ダムは動く!?
さらに監査廊(かんさろう)を進んでいくと、今度はこんな機械がありました。見ると天井からワイヤーが下がっていて、オモリがついているようです。聞くところによると、ダムの下の岩盤(がんばん)からも、ここに向かってワイヤーを張ってあるそうです。これは一体、何をしているのでしょうか? 

実は! ダムは動く(たわむ)のです。水がたくさんたまってダムに水の重さがどっしり伝わると、ダムがごくわずかに動くんですね。正確には「たわむ」といいますが、そうやってダムがわずかに動くと、ダムの天井からつっているワイヤーのオモリも動くことになります。

一方、下の岩盤(がんばん)から吊り上げているワイヤーは、フロートといって浮きにつないであり、基本的に動くことはありません。そうして、上のオモリと、下のフロートの位置の差を測って(電子的に測っているそうです)、ダムがどれだけたわんでいるかを見ているわけです。

この装置を「プラムライン」といいますが、その仕組みはこのホームページ(リンク)で見ることができます。


photo

ダムの中を走るケーブル
ダムの中は、夏でもひんやりしています。光が届かない、深いところの水が冷たくて、それが伝わってくるんですね。ダムでは水位以外にも、水温、たわみなど、いろいろなものを測っています。そのデータを伝えるケーブルもダムの中を走り回っています。

ダムを管理している人たちは、送られてくるデータを常にチェックして、ダムが安全に運用されているか見守っているんですね。

ダムではどんなことを測っているのか、調べてみるのも自由研究の1つのネタになりそうですね。

こんなケーブルが張り巡らされて、情報をやりとりしているようです。ちょっと高度かもしれませんが、何を測ったり、伝えているのか、調べてみるのもいいですよ。


×閉じる