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水浸しになったjr博多駅一帯の中でも、筑紫口周辺は1 m近い深さまで冠水した |
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大雨が断続的に降り続いたのは、日本付近に停滞した梅雨前線上を低気圧が次々と東進したためだった。特に、九州北部から中部
地方の各地では、6月23日頃から200―700 mmもの雨が続いたところへ、29日から30日にかけて1時間に60―100mm前後の激しい雨が重なり、土石流、崖崩れなどの土砂災害が頻発した。中でも広島県内では325件の土砂災害が発生し、住宅地が山すそまで迫っている地域などで24人もの死者が出ている。
また福岡市や広島県、兵庫県南部などの都市部では、河川の氾濫や内水氾濫による被害が相次いだ。福岡市では内水氾濫と河川の%水により、市内中心部の地下空間が次々と浸水し、ビル地階の飲食店では逃げ遅れた女性従業員1人が死亡している。
全国の被害は、死者・行方不明者39人、負傷者35人が出たのをはじめ、家屋の全・半壊69棟、流失2棟、床上・床下浸水1万517棟、一部損壊87棟、道路損壊257か所、橋梁流失9か所、堤防決壊10か所、山・崖崩れ1341か所などに及んでいる。 |