1.事業の概要
1)位 置:福島県いわき市
2)整備内容:人工リーフ等
3)総事業費:約35億円
2.目的、必要性
1)目 的:高潮、波浪等による被害の防止
2)必要性:
関田海岸は、茨城県境に位置し、背後には民家や民宿、地域の大動脈である国道6号、JR常磐線が控え、台風時には高潮による越波被害が生じている。また、一度災害が発生すれば広域的な影響が生じる危険性がある。
このため、高潮対策の実施により、被害の防止が急務となっている。
3.費用効果分析の結果
海岸省庁で作成した「海岸事業の費用対効果分析手法」に基づいて分析。
総便益(B) |
総費用(C) |
費用対効果(B/C) |
10,180百万円 |
2,990百万円 |
3.40 |
4.検討
以下の評価項目及び上記の費用対効果分析結果を総合的に判断の上、採択。
前提条件 |
災害発生時の影響 |
災害発生の危険度 |
地元の協力体制 |
自然環境・文化財等 |
総合評価 |
採用基準を満たしている等 |
B/C |
広域的な影響 |
災害の危険性の高い自然条件 |
愛護・防災等の活動状況 |
自然環境への影響 |
A |
a |
b |
評価結果 |
○ |
3.40 |
国道6号、JR常磐線 |
外洋に面し砂浜の後退 |
愛護活動 |
県立自然公園 |
1 |
2 |
1 |
最優先 |
評価 |
各項目 |
A |
b |
a |
a |
大項目 |
A |
b |
a |
a |
※大項目にて総合評価
5.日程・手続き
平成13年度 堤防の整備に着手予定。
6.関係者の意見
台風による高潮被害防止のための海岸整備の実施について、地元自治体等から強い要望がある。