水害サミットからの発信
災害復旧時の対応

衛生対策

流木の処理はどうするか?

流木は流出範囲が広いため、関係機関の連携が不可欠!
  1. 河川中の流木は、県の河川課に一任した。
  2. 海域に流出した流木は、漁協の協力を得て漁船で回収した。
  3. 流木が漂流する海域が漁港区域、港湾区域、その他の海域に分かれており、各管理者が異なる。関係機関が連携し効率的な回収を行うために、流木回収マニュアルを作成した。
  4. 流木が数次にわたり漂着したこと、漂着した海岸の管理者が異なっていたこと等から、流木の総量では採択条件を満たしているにもかかわらず、個別の台風、各管理者ごとでは採択条件を満たさず、補助対象とならなかった。
  5. 各海岸管理者が一括して、状況把握や予算要求をする仕組みが必要。特に、長い海岸を管理する管理者(都道府県等)との連携が必要である。

▼回収
市民による河川清掃ボランティアが回収し、市の施設に持ち込んだ。
▼資源化
・集積場にチップ化するための機械を搬入したが、機械への投入方法や飛散する木材くずの処理等の問題が多く、時間もかかりすぎた。
・大きい根等の一部を民間資源化施設へ持ち込み、資源化(チップ)委託した。
・サーマルリサイクルが可能な処理業者へ処理を委託した。
・全量破砕してチップ化し、セメントメーカーで助燃材として焼却後、灰はセメントの原料として利用した。
・流木が土砂と一緒に流れてきたので、土の粒子が付着しており、除去困難のため製紙材料として使用できなかった。
▼一括処理
北海道では、道で流木を一括処理し、市町は負担金を支払った。大変助かった。事務処理が簡単であればなおよかった。