水害サミットからの発信
災害発生時の対応

避難勧告と誘導

人工透析患者、要酸素ボンベ患者への対応は?

人工透析機器・酸素ボンベの準備、医療機関との連携など事前準備を!
  1. 人工透析患者や酸素ボンベ患者の所在を把握しておくこと。
  2. 発電機・酸素ボンベの備蓄が必要。患者の自己保有も視野に入れること。
  3. 人工透析装置を設置したバスを平素から運行している。
  4. 電話回線等が不通の場合は、医師会からの指示などを地元FMラジオ局を通じて行う体制を確立した。
  5. 電源を乗用車のシガーソケット、バッテリーからとる準備をしたのが有効だった。

▼医療機関との連携
・人工透析患者は、避難所での長期間の対応が困難である。かかりつけの医療機関との連携を図ることが必要。
・かかりつけの医療機関自体が被災することを想定して、平素から受け入れが可能な医療機関を確保しておく必要がある。
・ある程度の広域で医療機関や施設との協定ができないか、検討を要する。
▼移送手段
・道路の通行不能等の事態も考えて、防災ヘリ等での移送手段を確保しておく。
・事前に消防機関との連携を図ること。
▼備蓄
災害が予想される場合は、事前に消防本部所有のすべてのボンベに酸素を充填しておくこと。
▼在宅療養セット
在宅療養セットを救急車に常備しておくと役立つ。
▼透析スペース
避難所において、腹膜透析に必要なスペースを確保・調整した。
▼医師会
医師会と連携して、受け入れ先となる医療機関を確保する。