水害サミットからの発信
災害発生時の対応

避難所の開設

避難所に用意すべきものは?

避難所では、トイレへの配慮が特に必要!
  1. 災害用トイレを従来からの市備蓄倉庫とは別に、避難所である小学校にも備蓄している。
  2. 車いすトイレを設置している施設の配置状況を把握していれば、誘導案内が円滑に進む。
  3. 仮設トイレはリースが有効と判断されるが、被害が広範囲に及びかつ緊急を要する状況に対応するには、ある程度の備蓄が必要である。
  4. 高齢者用にポータブルトイレを設置したのが効果的であった。
  5. 体育館等には屋外トイレしかないので、高齢者や障害者には不便をきたした。障害者用のトイレが必要である。
  6. 非常用トイレの個人備蓄を推進することとした。
鍵の管理者と施設の管理者をそれぞれ把握しておく!
  1. 鍵の管理者と施設の管理者とは別人の場合があることを念頭に、リストアップしておく。年度替りは要注意。
  2. 緊急時、施設管理者の不在を想定し、鍵の所在について周知しておくことが重要。

▼仮設トイレ
・仮設トイレの公共施設、公園等への設置・撤去作業は円滑に行えたが、設置場所によっては自治会・住民の協力が必要となる。
・適当な空き地がない場合、調査の上、公道上あるいは宅地の前面であっても強制的に設置することも視野に入れる必要がある。
・女性用には、大型で外部から見えにくい構造の仮設トイレが必要である。
▼福祉施設
避難所に障害者用のトイレがなかったので、福祉施設を避難所に選定した。
▼生活物資・用具
・生命の安全に関わる生活物資(毛布・簡易トイレ・乳幼児ミルク)などは備蓄が必要。
・避難所となる公民館・小学校には、最小限度の食料を備蓄するのが望ましい。また、材料の手配や調理室の確保等災害時に即座に対応できる環境を整えておく必要がある。
・避難所開設に際し、防災備蓄品や調理用具の備えがなかったので、最低限の生活必需品や調理用具を整えることとした。
▼ペットなど
・避難所等でペットの世話をしてもらえないので、避難ができなかったという市民がいた。生活様式の変化を考えて、将来的には、ペットの世話をするボランティア団体等も確保する必要がある。
・避難する場合は、事前に身の回り品を準備しておくことが大切。