水害サミットからの発信
平常時の対応

防災体制づくり

個人としての防災心得は?

▼普段の観察
周囲の川や自然池、傾斜地などに異変があれば、すぐ分かるように普段から身の回りの環境を観察しておくことが大切。特に、河川の特徴を把握しておくこと。
▼気象等知識の習得
災害・気象情報に関する基礎的な知識を普段から蓄積しておくこと。
▼災害文化
・地域の災害の歴史を知っておくことも大事である。
・「畳堤」というのは、平常時は枠組みだけで素通しになっているが、水かさが増してくれば家から畳を出して、そこに突っ込んで「堤」をつくるというもので、古人の知恵である。こうした生活の知恵を伝承していくことも必要。
▼普段の心構え
・水に強い家づくりをみんなで考えよう。
・電柱に「何年にはここまで水がきた」という表示をするなどして、常に、「台風の脅威にさらされている」という感覚を住民に持ってもらう。
・災害に対する情報を住民が共有することが必要である。
・被害にあった段階で、いかに情報を早く伝え、的確な判断ができるかということである。