第1章 ITSの効果と取り組み

期待されるITSの効果

無駄な燃料消費を抑制しCO2排出量を削減

  • 日本の自動車燃料消費量のうち約11%は渋滞により無駄に消費されています。ITSによって渋滞が緩和されれば、無駄な燃料消費にともなうCO2排出を削減できます。
  • かるがも走行(追従車群走行)により、走行の効率化が図られCO2排出量を10〜15%程度削減できるという試算もあります。
  • このほか、物流の効率化による貨物輸送車の積載率向上や車両の効率的な運用、パークアンドライドの積極的な活用による公共交通の利用促進など、ITSによる環境調和型交通システムの実現により道路交通の円滑化が図られ、CO2排出量を削減することができます。

    乗用車の旅行速度とCO2排出量の関係

    グラフイメージ:1台あたりのCO2排出量と旅行速度の相関グラフ
    注)
    g-c : 炭素換算重量
    資料)
    地球環境問題への国内対策に関する関係審議会合同会議資料より建設省(現国土交通省)試算

    自動車による燃料消費量(1995年度)

    グラフイメージ:円グラフ

    ITSによる物流の効率化[商用車の運行支援システム]

    イラスト

    走行支援システムに関する技術の開発によるかるがも走行[車群走行]

    イラスト


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