第2章 道路交通サービスの高度化

安全で快適な走行環境を目指すAHS(走行支援道路システム)

AHSの実証実験

事例紹介:米谷地区での実道実験

概要イメージ:米谷地区での実道実験

自動車専用道路で大型車の通行も多い国道25号(名阪国道)の米谷地区は急な下りカーブのため、速度オーバーによる事故が多発。そのため、減速路面標示や段差舗装、警戒標識、排水性舗装など多くの対策を行ってきました。AHSは、これまでの対策では対応できなかった直前での対策により、必要に応じ、運転操作の支援等を行うものです。
今回、米谷地区をAHS実道実験地に選定し、急カーブ進入時の走行状況に応じた情報や、見えないカーブの先の情報をリアルタイムに提供する実験を実施。ドライバーの使い勝手やシステムの機能、性能について検証しています。

主な検証項目

サービスの有効性 ドライバーの使い勝手 システムの機能と性能
  • 停止・低速車両の情報提供が1回と2回の場合での効果の違いを検証
  • 情報板と車載器で、サービス効果がどう違うか検証
  • ドライバーにとってサービスが有効かどうか、アンケートで検証
  • 情報板と車載器で、サービスの認知率がどう違うか検証
  • 道路状況把握装置やシステム全体の安全性と信頼性を検証
  • 実際の交通環境における通信の遮断や障害など、影響の評価


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