第5章 標準化への取り組み

標準化への取り組み(国内)

システムアーキテクチャの策定

1999年11月、ITS関係五省庁(当時)は高度道路交通システム (ITS)に係るシステムアーキテクチャを策定・公表し、ITS Japan のホームページ(http://www.its-jp.net)に掲載しています。
このシステムアーキテクチャの策定にあたっては、海外を含め幅広く意見を求め、寄せられた意見を反映させています。
今後、このシステムアーキテクチャに基づいて、日本のITSが国際標準との整合性を確保しつつ、統合的なシステムとして効率的に構築されるものと期待されています。

システムアーキテクチャとは

システムアーキテクチャとは、システムを構成する要素とその関係を表現することによりシステム全体の構造(骨格)を示す、いわば「ITS全体の概略設計図」であり、これによりシステムの全体像を概観することが可能となります。多くの要素から構成されるシステムを、全体として機能するように設計開発するためには、必要不可欠なものです。

システムアーキテクチャ策定の目的

システムアーキテクチャは、下図の3点を目的として策定されています。

1.統合的なシステムの効率的な構築
2.システムの拡張性の確保
3.国内・国際的な標準化の促進


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