道路の法面・盛土の土砂災害防止対策
令和2年7月豪雨をはじめとする近年の豪雨では、道路区域内だけでなく道路区域外からも土砂崩落が発生し、高速道路及び直轄国道の連続区間に長区間にわたる通行止めが生じるなど道路交通に支障も及ぼす事態が発生しました。道路の法面や盛土において、高度化された点検手法等により新たに把握された災害リスク等に対し、豪雨による土砂災害等の発生を防止するため、法面・盛土対策を推進しています。
○道路法面の防災対策の例
- 落石防護柵工:落石から道を防護する柵を設置する工法です。道路脇に策を設置し、落下する石を受け止めます。
- ポケット式落石防止網工:落石発生箇所により近い箇所に鋼石を受け止めるための網を設置する工法です。
- ワイヤーロープ掛工:落もてきそうな石をワイヤーロープで固定する工法です。
- 法枠工:崩落しそうな斜面をコンクリート製の枠で固定して崩落を防ぐ工法です。
- 法枠工+アンカー工:コンクリート構造物と併せてアンカーの設置により補強する工法も併用することがあります。
落石防護柵工
ポケット式落石防止網工
ワイヤーロープ掛工
令和6年能登半島地震を踏まえた盛土のり面強化
能登半島地震では、緊急輸送道路である「能越自動車道」の盛土区間において大規模崩壊が多数発生し、人員・物資輸送に影響。このため、令和6年7月より、全国の緊急輸送道路を対象に、高盛土(概ね10m以上)+集水地形の点検を実施。適切な対策を講じ、盛土の大規模崩壊に伴う道路機能の著しい支障を防止。
能越自動車道における大規模崩壊箇所
写真1
写真2
点検・対策の流れ(対象:緊急輸送道路)
点検・対策フロー図
断面模式図
ふとんかご設置例
集水ボーリング設置例
【参考】盛土のり面点検の進捗状況データ
【参考】社会資本整備審議会 道路分科会道路技術小委員会