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 首都圏中央連絡自動車道(圏央道:大栄〜横芝)事業の評価結果  新規採択時評価
事業評価の例:首都圏中央連絡自動車道(圏央道:千葉県)
 

(1)首都圏における道路交通の円滑化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)は、3環状9放射ネットワークの一翼を担い、首都圏の交通を分散させ、慢性的な交通混雑を緩和します。
また、つくば、成田、木更津等の首都圏の業務核都市を連絡し、各都市間の移動を円滑にすることにより、首都圏のさらなる発展のために重要な役割を担います。

首都圏中央連絡自動車道 3環状9放射ネットワーク
3環状9放射ネットワーク

圏央道(大栄〜横芝)整備による時間短縮効果

 圏央道が全線開通すれば、つくば市から木更津市は40分、横浜港から成田空港は10分、茂原市から成田空港は30分、それぞれ所要時間が現況と比べ短縮されます。

圏央道(大栄〜横芝)整備による時間短縮効果



(2)地域活性化の支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 筑波研究学園都市、成田、木更津をはじめとする中核都市等相互を連絡することで、地域間の交流を拡大し、地域産業の活性化の基盤となります。
地域活性化支援のポイント
・世界第2位を誇る我が国の空の玄関口、成田空港に隣接
・国際物流機能を活かした国際的な交流、産業・業務及び研究開発の各拠点と連携

世界各空港の航空貨物取扱量上位5位
<国際的な交流拠点>
  成田国際空港都市

<産業・業務拠点>
  幕張新都心、千葉業務核都市
  鹿島臨海工業地帯

<研究開発拠点>
  かずさアカデミアパーク
  筑波研究学園都市
圏央道(大栄〜横芝)


(3)地域の交通環境改善・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 圏央道(大栄〜横芝)が整備されると、当地域を通過するだけの交通や当地域から他の地域へ向かう交通が幹線道路や生活道路から圏央道に転換します。
 その結果、当地域における幹線道路や生活道路の交通の流れがスムーズになり、地域の生活環境が改善されます。

地域の交通環境改善

 圏央道が整備されると、平行する(主)成田松尾線では整備前に比べ交通量が約3割減少します。また、同様に(主)横芝下総線では交通量は半減します。

A-A'断面での将来交通量

A-A' 断面での将来交通量
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(4)費用と効果の確認・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

費用便益比 3.8

 圏央道(大栄〜横芝)の整備効果のうち、金額的に換算できるものを将来にわたって足し上げた便益は2,347億円(B)、これに対して、建設や維持管理にかかる費用は616億円(C)です。
 費用便益を比較した費用便益比(B/C)は3.8となり、事業実施の意義を確認しました。

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