一般国道361号 伊那木曽連絡道路 姥神峠道路(延伸) 新規事業採択時評価


(1)混雑の緩和

事業前


 一般国道361号姥神峠付近では、交通不能となる区間があります。


 国道361号の交通不能区間写真
 

交通不能区間

神谷〜羽渕



伊那木曽連絡道路 姥神峠道路(延伸)を整備することによって

事業後


 
 

交通不能区間

なし


 姥神峠付近の交通不能区間が解消され、いつでも通行できるようになります。



(2)災害時の孤立集落の解消

事業前


 このような災害が発生した場合には、アクセスが遮断され、孤立した状態になります。

 

 
 
 




伊那木曽連絡道路 姥神峠道路(延伸)を整備することによって

事業後


 

災害時の孤立集落

なし


地域高規格道路である姥神峠道路の完成によって、このような災害が発生した場合でも、アクセスが確保され、孤立する集落がなくなります。




(3)大型車の通行を可能とする

事業前


 一般国道361号は、道路が曲がりくねっていることや幅員が狭いことなどから、大型車の通行ができません。



 

通行できない車両

総重量25t以上の車両、

ISO規格背高コンテナ輸送車、など



伊那木曽連絡道路 姥神峠道路(延伸)を整備することによってて

事業後


 

通行できるようになる車両

総重量25t以上の車両、

ISO規格背高コンテナ輸送車、など


地域高規格道路である姥神道路の完成によって、大型車両が通行できるようになります。
このように交通不能区間の解消や孤立集落を解消し、また大型車の通行を可能とするなど、既に事業を進めている姥神峠道路や権兵衛峠道路と一体となって、木曽・伊那両地域の活性化に大きく寄与します。





(4)費用と効果の確認

費用便益比 2.0



  
 道路整備の効果は多種多様ですが、このうち金額に換算できる効果に限定して、もたらされる便益を算出すると279億円となります。
 これに対して、建設や維持管理にかかる費用は140億円です。
 したがって、本事業にかかる費用と生じる便益より算出される費用便益比は2.0となります。

総費用総便益計画交通量基準年
140億円 279億円
事業費維持管理費走行時間短縮便益走行費用減少便益交通事故減少便益
132億円 8億円 259億円 2億円 18億円 3,800台/日 平成14年
  ※費用、便益は、供用開始後40年後までに発生するものものを現在の価値に換算した上で、合計して算出しています。


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