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氏 名所 属
濱田 晃 香川県視覚障害者福祉センター 館長

■ご意見の内容

・中央通りには地下道があるが、一般道では横断歩道と音声付きの信号になっているが、音声があれば100%渡れるわけではない。
・必要なところには、できれば横断歩道橋を作ってもらえれば安全性は高くなる。(※必ずしも横断歩道橋がいいというわけではない。その人その人によって異なる)
・高齢者対応として歩車道境界の段差を無くしてフラットにする動きがあるが、視覚障害者の方は、フラットになると歩車道境界が確認できない。極端な段差は困るが、ある程度の段差はあった方がよい。
・歩道と車道の高さは一緒で縁石を設置して区別をしているのがあるが、弱視の方は高さがあることが認識できないことがあり、縁石につまずくことがある。
・縁石による区別でなく、低い段差での区別のほうがよい。(視覚障害の程度にもよる。)
・縁石は、夜見えづらいという方が多いので、色を変えただけでは区別は難しい。
・目が不自由といっても、色弱の方とか様々な方がいるため、この色が良いというよりは、コントラストをはっきりさせてもらいたい。
・信号の音声ガイダンスが、「青になりました」「赤になりました」と教えてくれているが、青信号の間はずっと鳴り続ける方がよい。
・香川県にはエスコートゾーンの設置箇所がないため、香川県の方は体験したことがない。大型車が通行すると、点字ブロックの凹凸がつぶれるという問題もあるが、どこかで試験的に設置してもらえればありがたい。
・電柱はない方がよい。
・視覚障害者誘導ブロック(以下、点字ブロックとする)が障害者の方の「道」であると考え ている人が多くいる。途中にマンホールがあって切れてたりすると歩けない方がいる。
・マンホール上に点字ブロックを貼っているケースもあるが、社会啓発的にはよくない。
・視覚障害者の方からの苦情で多いのは、点字ブロック上に物を置いていること。基本的なマナーも問題であるが、点字ブロックの設置位置が建物側に寄っているためことから物や自転車を置かれる要因になっている。何か工夫ができないか。(点字ブロックは、建物側に寄っていることが望ましいと思われる。)
・歩車道の区別が無い箇所もあるため、歩道があって、その上に点字ブロックがあることが望ましい。
・点字ブロックがあれば、どこでも行けるわけではなく、歩行訓練した区間しか歩けない。点字ブロックがあれば100%ということではない。
・横断歩道の音声案内で南北方向と東西方向が統一されていない箇所があるので、100%全国統一してもらいたい。(県外では、ピヨピヨとカッコーでは無いところもある。県内でもピヨピヨとカッコーが逆になっているケースもあり、先ずは県内での統一をして貰いたい。)
・中央通りでバリアフリーするときに色分けするとのことだが、自転車とすれ違いする時が恐いので、色分けによって一般の方が気をつけてもらえれば事故は減る。注意するという点で効果を期待している。
・高松駅前のバス停は高速バスが乗りやすく、市バスが乗り場に行くために車道を渡る必要があり、乗りにくい。横断歩道にエスコートゾーンをつけてもらえれば、一つの判断材料となる。
・エンジンを掛けっぱなしで停車されると、来るのか来ないのかが判らない。