閉じる
氏 名所 属
藤尾 繁郎 (社)福井県自動車会議所 会長
(社)福井県トラック協会 会長

■ご意見の内容

○ 舞鶴若狭自動車道路と中部縦貫自動車道路の早期完成を望みます。この道路が完成すれば福井県の道路交通の問題がほぼ解決すると考えています。雪害等の災害時に代替え道路となりうる舞鶴若狭自動車道路と中部縦貫自動車道路を造って頂ければ、我々が行う集配に関して不便を感じることも無くなるだろうし、もう大規模な道路を整備する必要もないと思います。この道路については現在事業を進めて頂いていますが、早期に整備を進めて頂ければより良いことである。道路特定財源を一般財源にするとは言わないで頂きたい。

○ 福井県は積雪が多く雪害対策についてはとても重要です。敦賀の山地部の道路は非常に道路線形が悪く、勾配の変化も多いので積雪時には特に危険です。数カ所あるトンネル内は雪の影響を受けませんが、トンネルを出た箇所は急なカーブとなり事故に繋がる事があります。トンネルが部分的であれば返って危険であるので、出来れば全てトンネルにするかスノーシェッドを造って頂くと有り難い。少なくともトンネルの出入口部だけにでもスノーシェッドを造って頂きたい。融雪装置は水を多く使用しますし、凍結をおこし返って危険なこともありますので、私はスノーシェッドを整備するのが最も良いことだと思います。

○ 福井県と滋賀県の県境を走る国道161号の疋田にあるJR高架下は道路幅が非常に狭く早急に整備して頂きたい。車はどんどん大きくなり、交通量も増加しているので渋滞や事故等に繋がります。私が福井貨物自動車鰍ノ入社して53年になりますが、その当時から言われていた事ですので他の事を差し置いても早く整備して頂きたい。

○ 将来の道路整備について、持論としては専用道路の整備が重要だと思います。大型トラックは大型車だけが通る道路を利用し、移動時間の短縮を目的とする車は高速道路を利用する。また、生活道路では近距離を目的とする乗用車等が利用し、人や自転車については歩行者自転車の専用道路を利用するなど、車種及び道路の用途に合わせて区分した専用道路を整備することがもっとも良い事だと思います。そうすれば事故の数も減り、安全面が改善されますし、交通渋滞も減り生活道路には大型車が進入しないので沿道環境も改善されると思います。全て整備するには多額な費用がかかると思いますが、せめて一歩でも近づくように整備して頂くことが必要だと思います。

○ 私達の会社でも30〜50年前は年間に130〜140件の事故がありました。今はその一割も無い状態です。道路の高架化など進み、昔は列車との衝突事故がたくさんありましたが現在では踏み切りの数も少なくなり事故も減りました。道路整備が進み道路が改善されてきたおかげだと感じています。ただ差し当たり困っている危険な道路については早急に対応して頂きたいと思います。