氏 名 | 所 属 | 稲村 肇 | 東北大学大学院 情報科学研究科 教授 |
■ご意見の内容
・道路特定財源は、負担者に還元することが原則であるが、単に道路整備ではなく将来的には、生活環境に関連する道路や、公共交通機関など適用範囲を広げることも、改良点としては重要なことと考える。
・これまで道路政策は、無駄なことをやってきたのではなく、道路事業として限定していたために、非効率な投資につながったものと思われる。
・道路政策の重点化については、国土計画の観点から以下3点について重要と考える。
@地域ブロック(東北ブロックとその他)間の広域ネットワークの道路網
A地域ブロック内の一体化、道州制に向けた独立性の創出、一体感を持つための道路ネットワーク
B生活圏単位での一体化、生活の水準を向上させるための道路ネットワーク
・重点化の必要な道路政策は、ブロック単位であればブロック内で、生活圏の中では個々の生活圏に応じて一般市民の意見を取り入れて決めるものであって、全国の視点で議論する時代ではないと考える。もちろん、広域ネットワークは全国的視点での検討がなされるべきである。
・事業の採択基準については、効率性で考えるプロジェクトと、公平性で考えるプロジェクトとの仕分けを行った事業の進め方が必要であり、すべてに費用便益分析というのはおかしい。
・中山間地域の交通の確保は、生活水準の確保として重要である。
・産業用道路の確保は産業基盤施設として、東北にとって不可欠である。
・これまで道路政策は、無駄なことをやってきたのではなく、道路事業として限定していたために、非効率な投資につながったものと思われる。
・道路政策の重点化については、国土計画の観点から以下3点について重要と考える。
@地域ブロック(東北ブロックとその他)間の広域ネットワークの道路網
A地域ブロック内の一体化、道州制に向けた独立性の創出、一体感を持つための道路ネットワーク
B生活圏単位での一体化、生活の水準を向上させるための道路ネットワーク
・重点化の必要な道路政策は、ブロック単位であればブロック内で、生活圏の中では個々の生活圏に応じて一般市民の意見を取り入れて決めるものであって、全国の視点で議論する時代ではないと考える。もちろん、広域ネットワークは全国的視点での検討がなされるべきである。
・事業の採択基準については、効率性で考えるプロジェクトと、公平性で考えるプロジェクトとの仕分けを行った事業の進め方が必要であり、すべてに費用便益分析というのはおかしい。
・中山間地域の交通の確保は、生活水準の確保として重要である。
・産業用道路の確保は産業基盤施設として、東北にとって不可欠である。