○はじめに（自由意見）
　・ＮＯｘ・ＰＭ法について、関西では兵庫県だけが規制対象地域になっているが、環境をよくするという理由でこの法律があるのであれば、関西の２府４県を規制対象地域にすべきである。トラック運送の視点から見ても、規制対象地域外の府県を通行できるトラックが、規制対象地域の中にある国道４３号、国道２号、阪神高速神戸線を通行できないのは不公平ではないか。阪神港としてのスーパー中枢港湾の活性化を阻害する要因にもなっている。

○これまでの道路政策に関して
道路に関して無駄と感じること：
　・阪神高速神戸山手線は、阪神高速神戸線とつながっておらず、一度一般道路に降りないと阪神高速神戸線に乗れないため、利用率が低くなっている。つなげれば利用率は相当あがるはずである。こういうきちんとネットワークされていないために利用率が低くなっている高速道路は、走っていて無駄に感じる。早くつなげるべきである。改善されれば、経済への波及効果や港へのアクセスの向上に結びつく。

○今後の道路政策において
優先度が高い課題：
　・大阪湾岸道路（西伸部）は、優先して早く整備すべきである。併せて、湾岸道路の高架下に並行して走る下層国道も整備すべき。
その理由：
　・阪神高速湾岸線が六甲アイランドまでしかないため、非常に不便であり、阪神高速神戸線への乗り継ぎのための一般道路及び阪神高速神戸線はいつも渋滞している。阪神高速神戸線の月見山付近は線形が悪いため事故が多くかつ渋滞もしている。こうした交通の問題を解決するために、大阪湾岸道路（西伸部）の整備が不可欠である。また、阪神港スーパー中枢港湾の整備が進められているのに、道路網がこのような状況では、船の荷揚げは大阪が主になり神戸が発展しない。港神戸の扇の要であるポートアイランドと六甲アイランドにつながる大阪湾岸道路（西伸部）は、極めて必要性の高い道路であり、開通したら大型車両のほとんどが利用する。さらに、大阪湾岸道路（西伸部）が阪神高速神戸山手線につながれば、利用率は相当上がる。横浜の湾岸道路の下には国道３５７号が下層国道として整備されており、港から湾岸道路へのアクセスが非常に便利であり、大阪湾岸道路（西伸部）にも是非とも必要である。道路は神戸発展のための生命線であり、優先して整備してほしい。
　　
○道路政策全般に対するご意見、ご要望
　・ポートアイランドにつながっている海底トンネル（港島トンネル）は、１車線にしぼって運用しているが、渋滞するので２車線にできないのか。渋滞でとまっている車の６〜７割がトラックである。