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氏 名所 属
松田 悦子 日本青年会議所 東北地区協議会 会長

■ご意見の内容

・東北全域を車で移動(湯沢市拠点)しているが、南北ともに遠隔地は5時間程度要している。高速道と一般道の乗り降りが多く大変効率が悪い。地方にとってはネットワークが大事であり、最低限つながっていることが第1前提である。人口が少ないことと道路整備は比例しないし、むしろ逆、地方切り捨て論は問題である。

・現在、北東北をみても医師不足の傾向は顕著であり、最低限として病院までの道路整備は欠かすことができない。病院に限らず、求める公共施設が遠くなっており、安全で安心できる生活のためにはこれらの問題を解決できる道路整備が不可欠だ。

・地方分権、道州制の議論が進むなかで地域の自立がこれまで以上に重要となり、住民・行政とも今の段階で意識と体制のレベルアップが必要と考える。道州制での不安は財源であり、特に東北は11エリアとなった場合、全国で最も広くなり、州都との連絡強化の意味でも高規格道路ネットワークが急務で、特に県境を結ぶ道路は重要と考える。

・積雪地域の高速道路は降雪による視界不良、事故等による通行止めが多く発生し、一般道での移動を強いられる。また、降雪期には通常の1.5倍もの時間を要する。運転者としてだけでなく、歩行者の立場においても雪国ならではの道路整備が不可欠である。

・今後、道路の補修、老朽橋対策で整備費用が増大する中で、道路利用者の道路に対する意識の向上が必要である。道路をよく知っているのは子供や散歩、ジョギング等の多い中高年であり、ワークショップ等を通じて道路の使い方を訴えていく必要がある。

・道路整備で無駄と感じることはあまり無い。