閉じる
氏 名所 属
蓑谷 穆 高山商工会議所 会頭

■ご意見の内容

【道路政策に関する意見】
●格差社会の原因は道路整備の進捗によるものが大きいと思う。東海北陸自動車道(飛騨トンネル)の開通、中部縦貫自動車道(高山西IC〜高山IC)の供用により「交流人口」「物流」「教育」に大きな効果が出てくると思う。

●56豪雪等の災害を経験し、「物資の安定輸送」と「鉄道輸送と道路輸送の使い分け」の必要性を感じた。

【道路特定財源について】
●道路特定財源を一般財源化することはもってのほか。3兆円規模の道路特定財源のうちガソリン税による税収は53.8円/gであるが、これを70円/g(16.2円/g増)にすれば約1兆円増の税収が確保され、この分を一般財源化すればいいのではないか。道路特定財源の一般財源化については、石油販売協会も混乱している。

●「ガソリンの価格上昇により、車の使用は5%減、レジャーも4%減」との報道があった。しかし、ガソリン税を増税した場合、車の使用量は減るかもしれないが、最近の車の性能が良くなっており燃費も良いので問題はないと思う。

●軽油税については、県税事務所を通じて納税しているが、ガソリンのように歳出税にしてコンピュータ管理していけば県税事務所は不要になり、浮いた予算を県道整備等に使っていけばいいのではないか。

【整備効果について】
●東海環状自動車道(東回り)では工業団地の売れ行きが好調で地域が活性化されている。道路整備による地域への影響はかなり大きい。

●白川村から高山市へ通学している高校生にとっては、冬期は高山市に下宿せざる得ない状況であるが、飛騨トンネル開通により白川村からスクールバスの運行により通年通学が可能になる。

●中部縦貫自動車道安房トンネル開通により、東京を中心とする首都圏に進学している子供と、高山在住の親(特に母親)との交流が簡単にできるようになり、親子共々喜んでいる。