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氏 名所 属
岡野 陽三 狭山商工会議所 専務理事

■ご意見の内容

○ 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)について、計画通りに事業を推進されたい。
圏央道のあきる野インターから八王子ジャンクションの9.6km区間が平成19年6月23日に開通したことにより、中央道から圏央道への移動時間が約120分から約30分に短縮されました。この移動時間の短縮は、莫大な経済効果を生むばかりか、渋滞の解消により二酸化炭素が大幅に削減されるなど、環境改善にも大きな役割を果たしてくれることとなりました。
特に狭山市は県下第一位の工業都市であり、圏央道狭山日高インターチェンジ周辺に位置する「狭山工業団地」の企業群にとっては、原材料や製品の流通も大規模であるため、幹線道路の整備は不可欠なものとなっております。
圏央道は、首都圏を環状に多くの高速道路を直結する、現在進行している道路整備の中でも最重要路線の整備であり、具体的な計画がされている2015年度までの開通事業について、是非とも計画通りの事業推進を実施されるよう強く望むものであります。

○ 県道所沢堀兼狭山線(市の都市計画道路名:東京狭山線)について、工事未着手部分の早期問題解決と一日も早い全線開通を実現されたい。
東京狭山線について、狭山市から所沢市の中に位置している「赤坂の森(通称:オオタカの森)」部分が自然保護の関係から、長期間に渡り工事が未着手状態になっており、道路利用者は迂回を余儀なくされている。
このため、迂回道路周辺の住民にとっては非常に交通量が増加するとともに、歩車分離がされていない部分も多く危険な毎日を送る状態となっている。
また、時間帯によっては、未開通部分の周辺道路が非常に混雑し、渋滞による二酸化炭素の排出が環境汚染にもつながっている。
主要道路の開通がもたらす経済効果や環境改善効果は莫大であり、特に東京狭山線の周辺に位置する「川越狭山工業団地」の企業群にとっては原材料や製品の流通も大規模であるため、幹線道路の整備は不可欠なものとなっております。
東京狭山線もその重要な路線の一つとして計画されているものであることから、埼玉県としても自然保護に関する問題の解決を速やかに完結され、一日も早い全線開通を強く望むものです。

○ 県道日高狭山線(市の都市計画道路名:工業団地日高線)の入間川に架かる新富士見橋の掛け替えをされたい。
工業団地日高線上で、狭山市の中心部を東西に流れる一級河川、入間川に昭和31年に架けられた「新富士見橋」は、市内入間川に架かる8本の橋の中でも特に老朽化が進んでいる。
工業団地日高線は、狭山市と県北地方を結ぶ重要路線であり、また、市内の二つの工業団地を結ぶ産業道路としても不可欠になっており、大型車両を含む交通量も非常に多い。(大型車両どうしがすれ違うには狭い。)
また市内つつじ野団地居住者他、広瀬・柏原地区居住者等で都内へ通勤する人たちの多くが、徒歩あるいは自転車で「新富士見橋」を利用しており、歩車道分離はされているものの歩道が狭いため、歩行者は自転車との接触を避けながらの歩行を余儀なくされており、大変危険な状態となっている。
以上の理由から、現況を調査確認の上、老朽化の改善とともに歩車道の拡幅もふくめ、新富士見橋の架け替えについて強く要望するものであります。