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氏 名所 属
谷井 勇夫 奈良市観光協会 会長

■ご意見の内容

【これまでの道路政策に関して改善すべき点】
・ 奈良は道路に関しては後進県であり、奈良市内は戦災にも遭わずにきたため、道路整備の進み方が遅々としている様な気がする。

・ 信号で車と人が同時に青になるため、観光シーズンは特に横断歩道をわたる観光客で車が右折できずに渋滞している箇所がある。(スクランブル交差点等の検討)

・ 奈良も京都も歴史のある観光地であるが、かたや市内の真ん中に大規模地下駐車場があったり、神社仏閣周辺の駐車場も広々としている、また、地下鉄も整備されている。 一方、奈良は規模の小さい駐車場しかなく、地下開発などとても出来る雰囲気ではない。
  文化財を守ることは大切であるが、保存と開発との共生が必要。


【今後の道路政策において重視するべき点】
・ 奈良市内の道は東の山に当たって終わり。通過交通に対応できる道がない。
  春日大社に入った車は、同じ道を戻らないと帰れない。環状型の道路が必要。

・ 奈良市内の交通渋滞は大きな問題であり、観光客にも印象が悪い。
  現状のままでは、観光客には公共交通機関の利用を勧める以外にない。
  市内の道路整備は進まないのであれば、市内に車を乗り入れさせない施策が必要。
  パークアンドライドは有効な施策であり、推進すべき。

・ 海外からの観光客は、徒歩や自転車で観光地を回られる方が多く、今後は自転車や電動自転車の貸し出し施策の展開が望まれる。そのためにも、観光地内への車の流入を防ぐべき。

・ バス停やバスレーンの整備も渋滞緩和に役立つはず。奈良市内はバスの運行本数が多い割には、停留所の整備が進んでいない。バスの停車で左端車線をふさぐ箇所も多々ある。

・ 奈良の道路に無駄なものはなく、幹線道路の整備は急ぎ進めるべき。京奈和自動車道の整備により時間が読める様になった。観光には大きなメリットである。