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氏 名所 属
田村 武 京都大学大学院 工学研究科 教授

■ご意見の内容

(道路政策の改善点)
・国の長期ビジョンが見えない
・現状への対策ではなく使用を見越した対策を示すべきである。
・単に作るだけでは理解が得られない。その背景をわかりやすく説明することが必要。
・硬直した制度やシステムを変える為に産官学とも組織を守ろうとしている。組織の縮小を甘んじる勇気が必要である。
・道路交通と鉄道交通、海上交通、航空交通との連携が不十分である。
・国道と高速道路との連携が不十分である。

(道路政策の効率化)
・コスト縮減は工費を下げるのではなく、知恵を出す事である。
・コストばかり考えるのではなく、次世代のために良いものを残す事が重要。
・都市の地上部の有効利用のためにも、地下利用をすべき、特に大深度地下を有効に活用するとよい。ただし、40mは深すぎるため規制緩和が必要。

(道路政策の重点化)
・災害時や緊急時に備えたリダンダンシーのための道路整備
・都市への集中をさけるための交通網の整備が必要
・都市と地方の差別(文化)と平準化(機能)と連動の為の交通網の必要性

(その他)
・いい道路はまだまだ足りない作ってほしい。
・工事の評価システムとして出来た物を長期間評価するシステムが必要。