県道村櫛三方原線 浜名湖新橋有料道路の事業評価新規事業採択時評価


(1)混雑の緩和

事業前


 浜松市街地と舘山寺地区を結ぶ県道舘山寺鹿谷線では休日を中心に渋滞が発生しています。


県道舘山寺鹿谷線の状況
県道舘山寺鹿谷線の状況

県道舘山寺鹿谷線
(浜松市和地町)
日交通量(混雑度)
13,010台
(1.33)



浜名湖新橋有料道路を整備することによって

事業後


 
浜名湖新橋 完成予想図
はまゆう大橋

完成予想図

県道舘山寺鹿谷線
(浜松市和地町)
日交通量(混雑度)
9,800台
(1.00)


 主要な渋滞ポイントすじかい橋交差点の渋滞が緩和されます。 このように県道舘山寺鹿谷線の交通混雑を緩和します。



(2)浜名湖周辺地域の開発及び生活利便性の向上

事業前


 庄内半島への主要なアクセス道路である県道舘山寺鹿谷線・弁天大橋は2車線しかなく、庄内半島から浜松都市部へ向かうのは不便な状況です。


  県道舘山寺鹿谷線・弁天大橋

浜松市都心部から舘山寺温泉への所要時間32分



浜名湖新橋有料道路を整備することによって

事業後


浜名湖新橋 完成予想図
はまゆう大橋

浜松市都心部から舘山寺温泉への所要時間24分


 庄内半島への新たなアクセスルートができ、浜松都市部から舘山寺温泉への所要時間がおよそ8分短縮され、交通の利便性が増し、地域の活性化に大きく寄与します。




(3)「しずおか国際園芸博覧会」への支援

事業前


 平成16年4月から10月まで庄内半島で開催が予定される「しずおか国際園芸博覧会」には、多くの来場者が見込まれ、半島周辺で生じている混雑がさらに悪化することが予想されます。


園芸博会場予定図
 
園芸博会場予定図


浜名湖新橋有料道路は「しずおか国際園芸博」の主要アクセスルートとして位置づけられています

園芸博会場


会場:浜名湖
会場:浜名湖

 浜名湖新橋有料道路は、「しずおか国際園芸博覧会」会場へのアクセスルートの一つと位置づけられており、スムーズな交通処理の実現が期待できます。





(4)費用と効果の確認

費用便益比 2.5



  
 道路整備の効果は多種多様ですが、このうち金額に換算できる効果に限定して、もたらされる便益を算出すると443億円となります。
 これに対して、建設や維持管理にかかる費用は175億円です。
 したがって、本事業にかかる費用と生じる便益より算出される費用便益比は2.5となります。

総費用総便益計画交通量基準年
175億円443億円
事業費維持管理費走行時間短縮便益走行費用減少便益交通事故減少便益
172億円3億円380億円56億円7億円4,000台/日平成14年
  ※費用、便益は、供用開始後40年後までに発生するものものを現在の価値に換算した上で、合計して算出しています。


All Rights Reserved, Copyright (C) 2001, Ministry of Land,Infrastructure and Transport