部会概要
 
第11回基本政策部会内容
日 時
平成15年9月2日(火) 15:30〜17:00 
場 所
経済産業省別館1014号会議室
部 会 長
横島 庄治
高崎経済大学教授
委   員
越澤 明
北海道大学大学院教授
委   員
 
残間里江子
潟Lャンディッド・コミュニケーションズ゙代表取締役
委   員
白石 真澄
東洋大学助教授
委   員
 
家田 仁
東京大学大学院教授
委   員
中条 潮
慶應義塾大学教授
委   員
波頭 亮
鰍wEED代表取締役社長
委   員
 
リチャード・クー
竃村総合研究所主席研究員
       (平成15年9月2日現在)
       ○は出席した委員

第1回部会資料−2「基本政策部会の運営について(案)」に基づき、委員氏名は○○としています。
 
・経済・社会の今後の動向/・将来の国土を支えるネットワークのあり方

  • 第11回部会では、中間答申の道路行政への反映状況、社会資本整備重点計画、平成16年度重点施策及び概算要求、「成果主義」の道路マネジメントの取り組みについて事務局から説明が行われ、活発な議論が行われました。
委員を中心に活発な議論を展開

  • 地域によってどのアウトカム指標が顕著な課題となっているか違いがあると思うので、全国一律ではない数値目標が必要。
  • 短期間で成果が出るものと成果が出るまでに時間を要するものがあるが、後者について毎年成果を見ていくことになじむのか。また、人事評価への反映になじむものとなじまないものがあることに注意する必要がある。
  • 多年度継続事業に成果主義を導入する場合、評価の考え方をしっかりと持っていないと途中段階の評価を誤る可能性がある。
  • アウトカム指標の目標設定については感覚的に設定するのではなく、必要なコストと便益の観点から妥当性のある目標を設定すべき。例えば、大きな便益が期待できる渋滞損失時間の削減目標2.5%は小さすぎる。もっとドラスティックな目標を立てるべきではないか。
  • 路上工事による交通規制時間の短縮には、集中的に工事できる期間をどれだけ確保できるかが重要であり、一般道においても全面通行止めによる工事の実施を検討してはどうか。それにより数日間の不自由の代わりに大幅な時間短縮が可能になるのではないか。
  • パブリックインボルブメント、パブリックコメントに取組まれているが、最終的にはパブリックサポートが得られることが重要である。このためには施策をわかりやすくしていくことが必要。
  • 道路の整備により地域にどのような効果があったか5年位の長いスパンで調べて見てはどうか。投資による地域への貢献を評価すべき。
  • 違法路上駐車の徹底的な排除とあるが、路上駐車については、効率的に駐車できる仕組みや、オンロードパーキングの市場化を検討すべき場所もあるのではないか。
  • アウトカム指標の目標の達成状況の評価については、内部評価だけでなく専門家による外部評価も必要ではないか。
  • パブリックインボルブメントを行うと、いろいろな意見が出てくるため、どのように生かしていくかが難しいが、パブリックインボルブメントを行うことにより、施策の重要性を反対の意見をもつ人も含め理解してもらうことができるのが、一番の利点である。
  • 国土計画に道路がどうコミットしていくか念頭に置いて今後の道路行政を考えていくべきである。
  ※中間報告については残された検討事項がないようなので、最終報告としてはどうかとの提案があり、出席委員の合意が得られたため、事務局で取り扱いを検討することとなった。

 
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