今後5回にわたって、基本政策部会で議論する論点テーマが決定いたしました。各回において議論するテーマは次のとおりです。
第2回部会(今回 3/27) テーマ:「生活の質を高める」
第3回部会(4/9 予定) テーマ:「経済活力を高める」
第4回部会(4/23予定) テーマ:「地域の魅力を育てる」
第5回部会(5月前半予定) テーマ:「安全を守る」「環境を保つ」
第6回部会(5月後半予定) テーマ:「進め方を改革する」「論点整理(まとめ)」
「生活の質を高める」について議論するにあたり、越澤委員(北海道大学大学院教授)より「豊かで品格のある道路空間の創造に向けて」と題して発表が行われました。越澤委員発表では、道路は都市の公共空間そのものであり、都市に今欠けているのは、品格と文化と活気とゆとりと誇り、と指摘しています。その上で、取り組むべき基本政策として以下の項目が提示されました。
1. 公共空間である道路と都市の再生・再開発で生み出される民有空間(半公共空間)の一体的な整備
2. 道路空間と沿道の文化、賑わい、地権者との協働
3. 都市内の幹線道路の整備による沿道誘発効果
4. 昭和43年以前の都市計画道路に対する国の責務
5. 密集市街地における生活道路の整備
6. 密集市街地、スプロール市街地における準幹線道路、幹線道路の整備。沿道の市街地整備との連動、促進。
7. 文化遺産としての道路。都市内の道路整備の哲学を再構築すべき。
8. 路面電車(トラム)の復権を強力に推進すべき。