自転車施策先進都市の紹介 

しずおかし(しずおかけん)

2.基本方針

 静岡市では市民の移動手段としての自転車利用が多く、約30%の市民がほぼ毎日自転車を利用しています。通学では全交通手段の70%、通勤や買い物においても30〜40%を占めています。
 しかし、自転車に関連する交通事故が件数・割合ともに多く、日常の移動における安全確保が当面の課題となっています。
 そこで、自転車道ネットワークの整備に関する基本方針を、以下のように設定しました。

  • 自転車の利用特性に対応し日常利用、観光・スポーツの視点から路線を設定します。
  • 既存の道路空間を活用して自転車通行帯を確保します。
  • 自転車、歩行者、自動車の交通量等を考慮しながら、自転車道のさまざまな整備形態を設定します。

 コンセプト

 自転車交通の課題や今後計画されている交通政策に基づき、自転車交通対策の目標を「安全性の向上(短期)」「利便性の向上(中期)」「交通手段としての魅力の向上(長期)」と位置付けました。長期的には、交通量の多い自転車通行帯は歩道・車道とも工作物で物理的に分離することを目指しますが、工作物を設置できない場合は、交通安全の観点から、車道上での整備よりも歩道上での整備を優先して考えていきます。

 目標年次

 自転車道については、短期(平成15年)までに、おおむね33kmを整備することを目標とします。
 また、最終的に、平成23年までに106kmを整備します。

 

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一般的な道に関するご意見および各地域の道路に関するご相談は 道の相談室
自転車に関する今後の道路政策のあり方についてのご意見は 道路政策モニター