自転車施策先進都市の紹介 

なごやし(あいちけん)

2.基本方針

 自転車は、都市空間・道路空間をあまり占有せず、環境への負荷も少ない交通手段です。名古屋市は、自動車依存型の都市からの脱却を目指し、自転車を近・中距離の移動において、また、鉄道・バスなどの公共交通機関を補完する私的な端末交通機関として、都市の中に積極的に位置づけ、その利用促進を図ります。
 歩道幅員5メートル以上で碁盤目状に整備されている幹線道路の既存ストックを有効に活用して、都心部を中心に、歩行者との分離型の幹線ネットワークを大規模に、かつ、早期に整備します。

 コンセプト

 コリドー路線については、既存道路ストックの有効活用を前提に、歩行者・自転車交通量の多い路線や公共交通機関・交通拠点などの条件を勘案し、まず視覚的分離(白破線等による分離)により、ネットワークの早期実現を目指し、逐次、構造的な分離(舗装材の色、材質等による分離)に改良していく段階的な整備計画とします。
 コミュニティ路線モデル地区では、地下鉄などの主要駅周辺と福祉施設や集客施設周辺で、地域の自転車利用特性をふまえた自転車利用空間を整備します。
 また、地域の需要にあわせた、自転車駐車場の整備や、安全教育等の啓発活動などソフト的な施策も展開します。

 目標年次

短期計画:
 平成17年度を目標に都心部のネットワークの整備をめざします。
中長期計画:
 短期以降(平成17年度以降)の中長期的な計画として、ネットワーク全体の整備をめざします。

 

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