1.まちの概要

 自転車施策先進都市の紹介 

「個性ある、歩きたくなるみちづくり」に向けたワークショップの開催(「こせいある、あるきたくなるみちづくり」にむけたわーくしょっぷのかいさい)

 施策内容

 国土交通省徳島工事事務所が主体となって、平成12年1月14日〜平成14年2月に国道192号徳島市佐古地区において、ワークショップを開催しました。
 ワークショップでは、自転車・歩行者空間の再構築における良好な合意形成に向け、目的や内容に応じた様々なコミュニケーション手法の活用を行いました。

  1. 問題の共有
     歩行空間の様々な問題を一般利用者、障害者やその関係者(徳島車椅子の会、徳島県盲導犬を育てる会)等様々な立場から現地で検証を行いました。
  2. 住民意向のリサーチ
     アンケート調査を実施し、道路利用者を含めた地域住民の意向を把握しました。
  3. 検討体制の構築と住民意識の向上
     行政、学識者、地元代表等の参加による委員会を設置し、あわせて、幅広い意見の聴取と地元の意欲向上のためワークショップの設置を行いました。
  4. 実証実験での体感と確認
     試験舗装での車いす走行、自転車道・歩道の色分け実験を行いました。
  5. 広報による周知
     ちらし、記者発表、HPなどを通じてこの取り組みに関する情報の公開を行いました。
    http://www.toku-mlit.go.jp/road/kangaeru/kousaten/michidukuritop.html

 施策目的

 国道192号佐古地区の歩道は、大量の自動車交通の往来の中にありながら、豊かな歩行空間を形成してきましたが、歩道と自転車道の段差や街路樹の落ち葉・害虫等が多くの問題を引き起こしてきました。紹介する施策は、こうした問題の解消、及び自転車・歩行空間としての更なる魅力向上を利用者や住民との合意の元で推進すべく、計画のプロセスを共有し、徹底した対話に基づく事業の推進を目的として行われたものです。

 施策実施状況

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 工夫した点

 ワークショップの主眼を「体感」に置き、ワークショップの参加者が実物を見て、触れて、感じたことを元に判断できるよう様々な実証実験を取り入れました。このとき極力現地での実験を心がけましたが、困難な場合にはフォトモンタージュやサンプル提示なども行いました。

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