自転車施策先進都市の紹介 

いわたし(しずおかけん)

2.基本方針

 コンセプト

 近年、私たちを取り巻く社会・経済環境は、少子・高齢化や国際化、情報化、モータリゼーションの進展、ライフスタイルの変化や価値観の多様化・生活圏の拡大など、大きく変化し、人々の意識も生産重視から生活重視へとその傾向を強め、真に豊かさを実感できる社会資本の充実が求められています。
 特に、モータリゼーションの進展による都市交通や身近な環境などに係わる新たな課題に対しては、生活者や環境への影響に配慮した生活環境整備の展開や活力ある魅力あふれた新たなまちづくりを推進していく必要があり、政府の新しい「全国総合開発計画」や「地球温暖化対策推進大綱」でも、従来の「自動車優先施策の見直し」とともに「自転車の利用促進に向けた環境整備」の項目が加えられ、自転車に対する見直しの気運が高まっています。
 自転車は、自動車と比較して輸送・空間効率が高く、石油消費の抑制が促進され、環境対策としては極めて優れていると考えられます。また、健康増進や生きがいの創出、交通事故の軽減など安全性が高く、歩行者とも共存できます。さらに、自動車と比較して中心市街地でのアクセス能力が高いことから、中心市街地活性化のための有効な手法の一つとされています。
 このようなことから、「自転車を活用した環境にやさしいまちづくり」は、市民が安心してまちに出て、生き生きと活動するために有効性の高い施策といえます。
 将来的には、自転車利用推進のため、自転車利用に配慮した道路、自転車駐車場等の社会インフラの整備を図るとともに、自転車利用の拡大につながる社会環境の整備を推進します。
 自転車利用推進には、「便利」・「安全」・「快適」の3要素が不可欠であることから、このことを踏まえて、1〜3についての「施設整備(インフラ整備)」・「しくみづくり(システム構築)」・「啓発(PR)」の具体的施策案を提示します。

  1. 日常生活(通学・通勤・家事買物等)における自転車利用の推進を図ります。
  2. レクリエーションや余暇活動・健康増進・生きがいの創出など、非日常的な自転車利用の推進を図ります。
  3. 観光客など来訪者の自転車利用推進を図ります。

※ なお、平成13年度に「自転車を活用した環境にやさしいまちづくり計画」を策定しました。

 

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