道路

『標識・標示・看板等』に関してのよくあるご質問と回答

路面着色について、青系以外の色を用いても良いか?
また、自転車通行空間の整備形態別に、色を使い分けても良いか?
自転車通行空間に路面着色をする場合の色彩は、青色系以外の色彩とすることもできますが、その場合は、道路利用者の混乱を避けるために、少なくとも自転車ネットワークを計画する同一地域内において、同系統の色彩を使用するとともに、近隣地域との整合性に配慮することが必要です。なお、景観に配慮する必要がある場合には、着色する範囲を狭くする方法や、色彩の彩度や明度を調整することも考えられます。また、青色系以外の色彩を用いる場合は、道路標示等の色彩(白・黄)と同系色とならない色彩として下さい。
また、車道に位置づけられている「自転車道」、「自転車専用通行帯」、「車道混在」の各整備形態で色を使い分けることについては、道路利用者の混乱を招くおそれがあるため、ガイドラインに記載しているとおり、自転車ネットワークを計画する同一地域内においては同系統の色彩を使用して下さい。

帯状の路面表示とピクトグラムについて、その違いと使い分けを教えてください。
説明資料p.40に記載の通り、帯状の路面表示は、自転車と自動車の一定の整序化を図りたい場合に用いるもので、一見した際に連続的に設置されていると認識できる程度の路面表示であり、帯又は線状のものとしています。ピクトグラムは幅員が狭く、自動車と自転車が必ず混在する空間であることを示すため、適当な間隔を離して設置されるものです。

車道混在で使用する路面表示(ガイドラインで示している矢羽根マークやピクトグラム)の設置間隔や寸法について、望ましい値や目安はあるか?
説明資料p.40に記載の通り、帯状の路面表示は、自転車と自動車の一定の整序化を図りたい場合に用いるもので、一見した際に連続的に設置されていると認識できる程度の路面表示であり、帯又は線状のものとしています。ピクトグラムは幅員が狭く、自動車と自転車が必ず混在する空間であることを示すため、適当な間隔を離して設置されるものです。

歩道のない道路において、歩道のある道路と異なり、帯状の路面表示の幅員を75cmとしているのはどの様な考え方によるものか?
普通自転車の場合、自転車本体の幅が60cmであり、左右に揺れ動きながら走行するものであり、一般的に占有幅を1.0mとしています。これを基に路肩のカラー化、帯状の路面表示については幅員1.0m以上を推奨しています。なお、歩道のない路側帯のある道路では、自転車は著しく歩行者の通行を妨げる場合を除いて路側帯通行が認められていることから、路側帯を通行することも想定し、帯状の路面表示により示される自転車通行空間を75cmまで縮小することを可能としています。なお、帯状の路面表示が75cm未満となる場合には、実際の自転車の通行空間より狭い範囲に限定されることになるため、帯状の路面表示ではなくピクトグラムを設置した方がよいと考えています。

交差点内で使用する路面表示(ガイドラインで示している矢羽根マークやピクトグラム)の設置間隔や寸法について、望ましい値や目安はあるか?
現時点では、十分な知見がないため、目安を示していません。交差点部においては、交通事故の危険性が高くなることから、単路部で自転車と自動車が混在する意味で用いる路面表示に比べ、より密に設置することが考えられます。ただし、路面表示を密に設置しすぎると自転車の専用空間であると誤解される恐れがあるため留意が必要です。

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