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地区内道路への通過交通流入と自動車の走行速度を抑制し、歩行者等の安全性・快適性を確保するとともに、歩行空間のバリアフリー化を目指す。
- 取組実施組織・団体 鎌ケ谷市、鎌ケ谷警察署、地域住民、鎌ケ谷市交通事故半減プロジェクト推進協議会
- 社会実験の有無 平成15年11月に実施済
- 取り組み地域の課題
- 隣接する鎌ケ谷大仏交差点での慢性的な交通渋滞から、通過交通の多くが当該地区内に流入している。その結果、地区内での通過交通による交通事故や、危険な歩行者環境が課題。
- また、当該地の居住者は高齢化傾向にあり、歩道の段差解消をはじめ平坦性の確保が懸案。
- 取り組み内容
- 物理的デバイス(ハンプ・狭さく・カラー舗装・路面表示、道路照明灯等)の対応
- 歩道の平坦性を確保するために段差解消等(歩道の切り下げやスムース歩道)を行う
- 大型車の流入抑制対策(車道幅員2mによる狭さく)の実施
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- 実施体制と活動内容
- 地区内への通過交通流入抑制及び交通安全確保についての要望書を地元自治会より市役所に提出。
- 市役所では、当該地区における交通流動や交通事故の発生状況等を調査するとともに、通過交通の流入や走行速度抑制のための方策について検討。
- 地域住民と行政の協働による交通安全対策の実施
- 取り組みの熟度
- 平成15年度〜平成16年度中に地域住民と行政によるワークショップを5回開催し、平成15年11月には社会実験を行い、平成16年度中には対策内容が最終決定し、平成16〜17年度に対策工事を実施済
- 対策後の効果評価を行うために、定量的調査として交通量調査(地点速度調査や交通事故件数)、定性的調査として地域住民や通過交通のドライバーに対するアンケートを実施。その結果、地区内を走行する自動車の速度(平均)は地区内全てで時速30km以下となり、高速度走行していた自動車の割合も減少した。また、地区内で発生した交通事故件数も減少となった。
地域住民やドライバーへのアンケートでは、いずれも回答した7割程度の方々が対策してよかったと、対策の実施について肯定していただいた。
- スケジュール
- 実施計画策定:平成15年〜平成16年
- 社会実験:平成15年度
- 着手・実施:平成15年度〜平成17年度
- 成果とりまとめ:平成17年度
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